さて、ナビ取り付けについてですが…結論から言うと、簡単そうに見えてすごく大変でした。その理由はバラすのが大変だったのではなく、今回装着したサイバーナビは接続するケーブルが非常に多いということに他なりません(言い換えれば、配線が少ないナビなら簡単なはずです)
当初はBlogネタにするために写真撮りながらやろうか〜と甘く考えていたのですが、思いのほか時間がかかり、結局、途中から写真撮影は止めて作業に集中する羽目に。ってことで、それっぽい画像でお茶を濁します。。。
一番苦労したのがバックカメラの配線。テールゲート内部まではどうにでもなるのですが、テールゲートから車内(トランク天井)にケーブルを通す作業が…何度やってもうまくいかない。写真にある蛇腹コネクターの中に配線を通すには、かなりの根気とコツが必要なようです。配線通しと潤滑剤を使い、手先に感覚を集中させ…2時間ほど格闘したところ何とか通すことができましたが、2度とやりたくない作業なのは間違いありません。ちなみに同じルートには既存カメラの配線があったのですが、作業痕跡を見るに、おそらく前に取り付けた作業者もさぞかし苦労したんだろうなぁ、という印象を受けました。 (そのせいで余計に配線通すのが大変だったという説もある 笑)なお、ナビまでのケーブル引き回しはバラすパーツを極力減らしたかったこともあり、天井からAピラーを経由する方法にしました。
それ以外の作業としては、
・フロントガラス部への部品装着
・Aピラー脱着
・グローブボックス脱着
・オーディオ周り脱着
・助手席下への部品配置(今回装着ナビのみ)
ぐらいで作業は可能です。以前取り付けしたR60ほど外す部品点数は少ないのですが、各部の作りがしっかりしている(はめ込みがしっかりしていたり、ツメがしっかりしている。さすがVW!)ため、取り付け・取り外しは慎重にやらないと部品を壊します。また、ネジも本数こそR60ほど外す本数は少ないものの、それでも『少ない』わけではありませんので、注意が必要です。
また、サイバーナビの高機能さ+CAN-BUSユニット使用の関係から、ナビ裏の配線収納がかなり難易度高め。うまく整理しながら配線をしていかなければ、ナビが所定の位置で収納できません。今回は20本以上の配線をあれこれ工夫して収納する必要がありましたが、取り付けキットとCAN-BUSユニットぐらいしか接続する必要のない機種であれば、それほど苦労することはないかと思います。言い換えれば、CAN-BUSユニットを使用せずナビ装着をするなら、2DINスペースにはあまり配線がごちゃつかないよう、工夫して引き回しをしなければいけないと思います。
コツとしては、まずコンソール奥の形状を考慮し、組む前に配線を綺麗に整理することに尽きます。力任せに収納しようとしても、ナビ裏の余裕がないためナビが所定の位置に収まらないどころか、配線が抜けてしまう、または破損してしまうという可能性が非常に高いと思われます。
それに加え、今回はMAユニットやETC、後席モニター用のHDMIケーブル配線など、通常よりもあちこちに部品配置+配線しなければならないため、なおのこと配線引き回しは困難を極めます。同時に、ある程度配線どうしをタイラップなどで結線しておかないと、後で『何だコレ?』が頻発します。私の場合、その作業だけで1日はかかりました。
また、Aピラー周りは地デジアンテナ×4、ETCアンテナ、MAユニット用カメラの配線を這わせる必要があります。ピラー内部はスペースに余裕があるので何とかなりますが、ルーフ内装がしっかりと接着されているため、配線を通すことができません。隙間にムリヤリケーブルを押し込んで目立たないようにしましたが、正しくやるためにはもうちょっと本格的にバラさないと厳しいかと思います。ある程度収納するために、サンバイザーと前席用アシストグリップまで外さないといけません。また、音声認識用マイクをルーフコンソール部に収納したかったので、同時に該当箇所もバラしました。 結果、スマートにインストールは出来たものの、コレもえらく苦労する結果に。
ここまで到達したときは、感動したなぁ 笑
最終的にはこんな感じで収まります。カナテクスキットではこれぐらい前に出ます。
バックカメラはこんな感じで収まっています。フィッティングはバッチリ。純正トランクスイッチをそのまま交換するタイプですが、スイッチの操作性含めても全く問題ありません。
ちなみに映りはこんな感じ。実はカメラ側でリア線を映し出すことも出来るのですが、あまりアテにならなかったため、ナビ側で線を映し出す方法に改めました。(線のみ、ステアリング連動はしません)
ETC本体はグローブボックス内に設置。また、iPhone・スマホ等を接続するためのUSBケーブルとHDMIケーブルもここから出しています。
フロントガラスにはETCアンテナ、MAユニット用カメラ、地デジアンテナ×4を設置。ちなみにカメラだけはナビが動作可能になるまで固定してはいけません!(ナビ側の指示に従って位置調整が必要になるため)
MAユニット本体は助手席シート下底面に設置。データ通信用モジュールについては、本体に接続せずMAユニットに接続する(セキュリティ情報をやりとりするためか)ので、ここにあります。
なお、装着に関するパーツ脱着等の細かい手順は、カナテクスのキット付属説明書や、ネット探索をすれば見つかると思いますが…今回多機能過ぎるサイバーナビを装着するに当たっては、ココから色々と情報を取得しました。有料(1日使用プランでおよそ4,000円前後)で英語情報のみですが、オフィシャルな整備情報なので非常に重宝しました。1日プランを購入し、必要な情報をひたすら印刷していけば、まとまった整備マニュアルとしてその後も活用できると思います。ただし操作性はあまり良くない上に、時間帯によっては接続出来なかったりと少々使いづらい面もあります…
次回は装着後のあれこれを記事にします。
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