VW純正ディーラーOPナビ『512SDCW』
表題のナビ。オルトラ購入時に装着されていたモデルで、Clarion製。見た目こそVW純正パーツのように見えますが、機能・性能を含めた中身はベースとなったClarion NX710そのままというもの。フルセグ対応でWVGAモニターを採用している点でいえば、2010年発売当時のモデルとしてはそれなりのスペックなはずなのですが…これがどーにも使いづらい。
で、改めてこのナビのウリを調べてみました。
・エコ運転アドバイス
・Googleマップ検索
・オンライン交通情報取得
・ボイスチェンジ
・SDミュージックキャッチャー
・WVGA画面
・フルセグ対応
うーん。微妙…
で、先に結論から申し上げますが、このうち通信に絡む機能は既に使用出来ず。そもそもの外部通信手段がガラケー必須というところが時代を感じさせます。たった7年、されとて7年。スマホ全盛の今となっては化石状態。その上、更新可能なカーナビあるあるで…地図更新サポートも2016年で終了。
ちなみに、そもそものナビ性能ですが、ルーティングは『ほぼ頼りにならない』レベル。なぜそんなルートを選択するんだ?と首をかしげてしまうばかり。地図描写も、それに伴う操作性も、全く好みではありません。
オーディオ関係のスペックについても、当時としては『標準的な調整機能』が揃っておりますが、音質について全く特筆するものがありません。と、いうことで、もっぱらさっぱり見ない地デジを表示するか、大して感動もないオーディオを使うぐらいにしか活路を見出せず。
と、いうことで…オルトラ買ってタイヤ買ってお金だいぶ使っちゃって完全に予算オーバーではありますが、我慢できない性格のため、結局、ナビを買い換えることにしました。
さて、ナビ買い替えにあたり、検討すべき事項を定めることにしました。
【当初案】
・8インチナビがインストールできるので、その設定がある機種
・スピーカー交換が面倒な車種なので、できる限り音質調整でカバーできる性能を有する
・交通情報取得など、外部通信機能に対応していること
・画面表示が綺麗であること
まず、8インチについては、Golf MKV以降〜数年前までのVW車は、全般的に8インチを収めるだけのスペースが用意されています。言い換えれば、8インチモデルを選ぶと隙間なくピッタリとナビをインストールすることが可能。一般的な2DIN(7インチ)だと、画面の周りに目立つ『枠』ができる格好になります。(もっとも、ちょっと前までは8型ナビはほぼ市販されていなかったので、そっちが普通、とも言えますが)
次にオーディオ関連の部分。パサートについては、純正スピーカーがリベット留めされているため、交換にはそれなりの労力がかかります。バッフルも他メーカー用流用で何とか…という裏技的なこともできず、オリジナルで制作するほかなさそうなので、可能な限り純正スピーカーのままでも音質アップができれば御の字(というか、そこまで凝っちゃったらカネいくらあっても足りず 笑)
通信機能については、ETC2.0やVICS WIDEなどのインフラ系交通情報でもある程度の渋滞回避能力はありますが、やはりオンデマンドVICS系の機能があったほうがありがたいなぁ、と思うところ。ただ、札幌近郊は言うほど渋滞が多いわけではないので、趣味の世界でもあったりする。
最後は画面表示。今やスマホやノートPCはかつてのショボい発色の液晶から美しい有機ELや色再現性の高い液晶パネルに変わり、高画質がウリになってきています。であればカーナビも、綺麗に表示出来て当たり前、と思っております。地デジなんかは当たり前として、地図表示やUI表示なども、綺麗であることを重要視。
で、この条件に当てはまってくる機種はというと、
・Pioneer サイバーナビ AVIC-CL900
・Pioneer 楽ナビ AVIC-RL900
・ALPINE ビッグX X8V
・KENWOOD 彩速ナビ MDV-X802L
あたりかと思います。
このうち大画面ナビの元祖?と言えば、ALPINEのビッグXシリーズが有名かと思います。実物を見てみると、流石カーAVに特化したメーカーなだけあって、画面表示は非常に綺麗。操作性もそれなりによく、AV調整幅もしっかりと用意されているので、不満を感じる部分はそんなにないかと思います。欠点をあげるならば、ナビそのものの性能という点ではあまり目立つポイントがなく、通信によるルート検索なども用意されていない点と、他の競合機種より価格帯がちょっと高いというところか。
一方、価格的にこなれているのはPioneerの楽ナビ。価格の割に機能が多く搭載されているのが特徴で、コストパフォーマンスが非常に高く、買っても不満がないモデルに思います。なお、現行のRL/RW/RZシリーズに刷新されてからは、旧モデルより格段にオーディオ関係スペック(主に調整機能)が向上し、グラフィックイコライザーやタイムアライメント機能をしっかり搭載したことから、その部分で大幅にガッカリすることもありません。欠点らしい欠点はないのですが、あるとすれば基本設計が若干古く、画面も8型ながら解像度がVGAであるというところでしょうか。
一方、彩速ナビはちょっと玄人向けっぽい雰囲気が漂うモデル。もともとKENWOODのナビは隠れた実力者と呼ばれる(※個人の感想)ものですが、一方では『地味』な存在とも言えるのかもしれません。たまたま先日レンタカーで借りた現行デミオにKENWOODナビが装備されており、実際に使用してみると、その機能や操作性は意外とイイ。なお、彩速ナビのほうは、『彩』がつくだけあって、液晶表示は綺麗。その上、他社より先駆けてタッチパネルをスマホライクな操作感に仕上げたところも特筆すべきポイント。実際に触ってみても、操作でイラっとすることはありません。欠点はマイナーというところと、いささか古いことか…。
最後が本命のPioneerサイバーナビ。旧モデルから大幅にモデルチェンジし、全くの新型となりました。今回は筐体も一新され、中身も地図からOSから地図から、全てが刷新された意欲作。今までもその機能の豊富さ、高スペックさは他を圧倒するレベルでしたが、一方で『コレ、いる??』と思う機能もてんこ盛りっていうのもまた事実 笑
元々通信を活用したルート検索や、駐車場の空き情報の検索、VICS対応外道路の渋滞情報配信(スマートループ)など、ナビに求めたい基本情報は新型でもしっかり搭載されていますが、今回のモデルチェンジでの注目ポイントとしては、前出のとおりフルモデルチェンジしたことにより、その操作感やUIの操作性などが大幅に変更されたことでしょうか。旧モデル(※楽ナビ含む)も使いやすかったのですが、今回タッチパネルの性能が向上されたことにより、更に直感的にあれこれ操作できるようになったことは非常に歓迎される部分かと思いますし、他のナビを圧倒しているポイントだと思います。
一方で欠点はふたつ。ひとつは性能向上によりあれこれ機能を詰め込んだものの、地図の表示スピードが遅く、ちょっとイラっとします。また、8インチモデルに限っての最大ガッカリポイントが、地図表示や地デジ、UIなど全ての画面表示がスケーリング(アップコンバート)状態というもの。フォントがボケボケ、地図もボケ、地デジもボケボケ。これは正直いただけない。液晶パネルは高画質です!ってウリにしてるのに、この手抜きはどーなんだろ。
…と、色々と悩んでいるうちに、サイバーナビがマイナーチェンジ。次回へ続く
・8インチナビがインストールできるので、その設定がある機種
・スピーカー交換が面倒な車種なので、できる限り音質調整でカバーできる性能を有する
・交通情報取得など、外部通信機能に対応していること
・画面表示が綺麗であること
まず、8インチについては、Golf MKV以降〜数年前までのVW車は、全般的に8インチを収めるだけのスペースが用意されています。言い換えれば、8インチモデルを選ぶと隙間なくピッタリとナビをインストールすることが可能。一般的な2DIN(7インチ)だと、画面の周りに目立つ『枠』ができる格好になります。(もっとも、ちょっと前までは8型ナビはほぼ市販されていなかったので、そっちが普通、とも言えますが)
次にオーディオ関連の部分。パサートについては、純正スピーカーがリベット留めされているため、交換にはそれなりの労力がかかります。バッフルも他メーカー用流用で何とか…という裏技的なこともできず、オリジナルで制作するほかなさそうなので、可能な限り純正スピーカーのままでも音質アップができれば御の字(というか、そこまで凝っちゃったらカネいくらあっても足りず 笑)
通信機能については、ETC2.0やVICS WIDEなどのインフラ系交通情報でもある程度の渋滞回避能力はありますが、やはりオンデマンドVICS系の機能があったほうがありがたいなぁ、と思うところ。ただ、札幌近郊は言うほど渋滞が多いわけではないので、趣味の世界でもあったりする。
最後は画面表示。今やスマホやノートPCはかつてのショボい発色の液晶から美しい有機ELや色再現性の高い液晶パネルに変わり、高画質がウリになってきています。であればカーナビも、綺麗に表示出来て当たり前、と思っております。地デジなんかは当たり前として、地図表示やUI表示なども、綺麗であることを重要視。
で、この条件に当てはまってくる機種はというと、
・Pioneer サイバーナビ AVIC-CL900
・Pioneer 楽ナビ AVIC-RL900
・ALPINE ビッグX X8V
・KENWOOD 彩速ナビ MDV-X802L
あたりかと思います。
このうち大画面ナビの元祖?と言えば、ALPINEのビッグXシリーズが有名かと思います。実物を見てみると、流石カーAVに特化したメーカーなだけあって、画面表示は非常に綺麗。操作性もそれなりによく、AV調整幅もしっかりと用意されているので、不満を感じる部分はそんなにないかと思います。欠点をあげるならば、ナビそのものの性能という点ではあまり目立つポイントがなく、通信によるルート検索なども用意されていない点と、他の競合機種より価格帯がちょっと高いというところか。
一方、価格的にこなれているのはPioneerの楽ナビ。価格の割に機能が多く搭載されているのが特徴で、コストパフォーマンスが非常に高く、買っても不満がないモデルに思います。なお、現行のRL/RW/RZシリーズに刷新されてからは、旧モデルより格段にオーディオ関係スペック(主に調整機能)が向上し、グラフィックイコライザーやタイムアライメント機能をしっかり搭載したことから、その部分で大幅にガッカリすることもありません。欠点らしい欠点はないのですが、あるとすれば基本設計が若干古く、画面も8型ながら解像度がVGAであるというところでしょうか。
一方、彩速ナビはちょっと玄人向けっぽい雰囲気が漂うモデル。もともとKENWOODのナビは隠れた実力者と呼ばれる(※個人の感想)ものですが、一方では『地味』な存在とも言えるのかもしれません。たまたま先日レンタカーで借りた現行デミオにKENWOODナビが装備されており、実際に使用してみると、その機能や操作性は意外とイイ。なお、彩速ナビのほうは、『彩』がつくだけあって、液晶表示は綺麗。その上、他社より先駆けてタッチパネルをスマホライクな操作感に仕上げたところも特筆すべきポイント。実際に触ってみても、操作でイラっとすることはありません。欠点はマイナーというところと、いささか古いことか…。
最後が本命のPioneerサイバーナビ。旧モデルから大幅にモデルチェンジし、全くの新型となりました。今回は筐体も一新され、中身も地図からOSから地図から、全てが刷新された意欲作。今までもその機能の豊富さ、高スペックさは他を圧倒するレベルでしたが、一方で『コレ、いる??』と思う機能もてんこ盛りっていうのもまた事実 笑
元々通信を活用したルート検索や、駐車場の空き情報の検索、VICS対応外道路の渋滞情報配信(スマートループ)など、ナビに求めたい基本情報は新型でもしっかり搭載されていますが、今回のモデルチェンジでの注目ポイントとしては、前出のとおりフルモデルチェンジしたことにより、その操作感やUIの操作性などが大幅に変更されたことでしょうか。旧モデル(※楽ナビ含む)も使いやすかったのですが、今回タッチパネルの性能が向上されたことにより、更に直感的にあれこれ操作できるようになったことは非常に歓迎される部分かと思いますし、他のナビを圧倒しているポイントだと思います。
一方で欠点はふたつ。ひとつは性能向上によりあれこれ機能を詰め込んだものの、地図の表示スピードが遅く、ちょっとイラっとします。また、8インチモデルに限っての最大ガッカリポイントが、地図表示や地デジ、UIなど全ての画面表示がスケーリング(アップコンバート)状態というもの。フォントがボケボケ、地図もボケ、地デジもボケボケ。これは正直いただけない。液晶パネルは高画質です!ってウリにしてるのに、この手抜きはどーなんだろ。
…と、色々と悩んでいるうちに、サイバーナビがマイナーチェンジ。次回へ続く
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