7月6日に無事納車されました。今回購入した個体の説明も含めて、記事にします。

◇今回購入した個体について
パサートオールトラックについては、新車から販売終了時までマイナーチェンジが実施されなかった上に単一グレードしかなく、オプションもナビと電動スライディングガラスルーフしか設定がなかったので、選ぶポイントは【車体の状態】と【内外装カラー】【年式】ぐらいしか指標がありません。ただ、そもそも流通台数が非常に少なく、デビュー当時に購入された個体ばかりのため、ほぼ同じようなタマがごろごろ揃っているといったところではあります。

今回選んだ個体は、H24年式で総走行距離が44,100kmというスペック。追加情報としては、北海道に来る前までは九州某県(!)で乗られていた個体のようです。本当は認定中古車が欲しかった、とは前回の記事で書きましたが、この個体については、ディーラー展示時に貼られていた定期点検ステッカーを見たところ、整備実施事業場が正規ディーラー名となっていたので、一応『ディーラーモノで安心できる』個体と考えて購入しました。価格は現状流通相場の中間ぐらい。高額下取り含めて考えれば、けっこうお買い得だったというところか。

ボディーカラーはキャンディホワイトの個体をチョイス。VW系ではお馴染みの白色で、『暖かみのある白色』といった風情の色です。ちなみに他のボディカラー設定では黒、シルバー系2色、ブラウンメタ、濃紺がありますが、あえて『あまり好きではない』白色をチョイスしました。…というよりかは、手入れが大変な黒と嫌いなシルバーを除いたらこれしかなくて、完全に消去法です。。。本国には真っ赤があるんだけどなぁ。何で導入しなかったんだろう…

さてさて、買った後ではありますが、細かい状況チェック。



◇装備について
・ナビはメーカーOPではなく、ディーラーOPの512SDCW
・タイヤはフロントがYOKOHAMA ECOS、リアがContinental CSC3(純正)
・トランクにゴムマット(※純正品)完備(これはありがたい)
という状況。ナビはVW純正となっていますが、中身はClarion製。見た目だけはインテリアにマッチしていますが、ナビの性能としては極めて凡庸。そういえばこのナビ、どっかで散々見たなぁと思ったら、某レンタカー会社の車体には全てこれと同じ系統のナビ『NXRシリーズ』が装備されてたんだった。ルート検索性能悪いし、操作性もさほど良くないという印象だったのだけはしっかり覚えています。あと、NXRシリーズのほうはオーディオの音質も(なぜか)すこぶる悪かった。でもこっちは、まぁまぁ(=なんとなく不満)といったところです。地デジ対応モデルなので、助手席のひとは退屈しませんが、可能であればPioneerのサイバーナビに交換したい。

それよりもなによりも一番「あちゃ〜」だったのは、タイヤ。前オーナーは九州地方で乗っていただけあって、恐らくずーっと夏タイヤ装備だったのかと思いますが…それにしても、前後のタイヤ性能の差が激しすぎる。いくら古くなってう○こタイヤになっているとはいえ、フロントに履かせてあるタイヤは…YOKOHAMA製のタイヤ(2016年製)で一番グレードが低いやつです。これは流石にいただけない。更に驚きなのが、何故かリアに履かれているCSC3が、内外逆に装着されていること。

え?なんで??と思い、考えてみる。恐らく去年の段階で、フロントの摩耗が激しくとりあえず2輪だけ安いタイヤを装着。リアについては、純正装着タイヤのうち摩耗が比較的少ないタイヤから2本をチョイスしそのまま利用しようとしたが、片減りしていたから内外ひっくり返して装着したのでは、という推測。でも結局、CSC3のサイドウォールはひびだらけ。賞味期限はとっくに切れているようです。せめて4輪全部替えればよかったのでは…。

実際、前後の剛性バランスの悪さに起因するクルマ全体の神経質な動きが目立ち、せっかくの性能が台無しになっています。これは即交換します。

外装は納車前にコーティングを実施したのでそれなりに綺麗。目を凝らして見たところボンネットには飛び石の後は数カ所ありましたが、きちんとタッチペンで補修した形跡があるので、まぁヨシとします。一方でガッカリ状態なのが、両ヘッドライト全面に生じたヒビ。ライトを点灯すると、ヘッドライトカバーに無数のヒビが浮かび上がるという、何とも残念な状況になっています。外側から見る限り、カバー内側にヒビが入っているように見えるのですが、ネット情報によれば『これは内側ではなく、ハードコートに生じているヒビのため、研磨すれば消える』とのこと。…そうであればいいなぁ。というかそうであって欲しいなぁ…。ちなみにヘッドライト自体はカバーのみでの部品供給はなく、ライトそのものを新品部品に交換するとなると総額25万円!交換はちょっと無理!ということで、後日磨きやってくれそうなショップに研磨依頼します。

それから、ドアミラーには盛大な水垢がこびりついているという。これは納車後すぐに、クエン酸使って必死に水垢除去を慣行しました。それからルーフレールやサイドウィンドウモールのアルミ部分には、白い腐食の痕がびっちり。ああ、流石にみずぼらしい…。これまたネット情報によれば、コンパウンドなんかじゃ落ちるものではなく、それ専用のケミカルでせっせと磨かなければ落ちないそうです。(錆びと同じらしい) と、諸々の状況を見てみると、前オーナーはあまり小まめに手入れをしていなかったような気がしています。。。

内装については、シート革のヤレはある程度見受けられるものの、比較的綺麗に乗られていたように見受けられます。ステアリングの表皮もほつれ、擦れなどなく綺麗。ただ、こちらも気になったのは、ステアリングセンターが大幅にズレた状態だったこと。少なくとも5度以上(10度弱?)はズレている。これは流石にいただけない。タイロッドエンド調整で何とかしてもらいましたが、これだけズレてたのは、何か原因があるよね…。

と、まぁ色々と気になるポイントはあるのですが、地道にひとつひとつ直していこうと思います。 長くなったのでひとまず。