と、いうことで、ついに先週末、MINIとお別れ&アコード納車となりました。
思えばMINIが納車されたのが2003年8月、それから8年10万キロ、色々と楽しませてもらって、苦労もして、思い起こせばキリがないぐらいの付き合いをしてきたMINI。クルマのいろはを覚えたのもこの1台があったからなんだろーなーと思いつつ、いよいよこの日が来た。出来ることなら、下取り分30万円借金して→手元に置いておきたかった気持ちもあるけど…結局乗らないのは言わずもがな。
人間ってのはホントに楽したがりなんだな〜って思ったのが、コイツのエアコンが壊れてから→乗るのつらくなって→愛着がガタっと落ちてしまったこと。やっぱり、我慢してまでコレ乗り続けるより、今自分が本当に必要としているクルマ像に近いものに乗り換える方が幸せなのは間違いないし、お金も掛からないと思うと、やっぱりどうしてMINIが去っていくことになんにも感じなかった。ある意味では(人として)寂しいことなんだけど。洗車して引き渡すわけでもなく、サイドグリル下に貼りっぱなしの『クソクラエ』ステッカーも剥がすことなくwとにかくそのまんま引き渡して来ました。このMINIにトータルいくら使ったかはちょっと計算したくないけど、人付き合いも含めて、得られたものは本当大きかったと思います。今までありがとう。次のオーナーのところへ行くことがあるなら…大事にしてもらってください。
で、納車!
実は、もっと早く8月末には納車される予定だったんだけど、中古車業者の方から『車体下回りのコーティング(冬場に道路に撒かれる凍結防止剤対策)が作業混み合ってるので…申し訳ないけど納車延期して』と頼まれていたため9月にズレ込み。ちなみに、納車前になりキーレスキーが故障していることも判明。これに関しては新しいキーが届くまで2週間以上かかるとのことで、納車後に対応してもらうことに。
頭金30万円を支払い、受け取り、エンジンを掛け納車完了!そのままの足で→片道300km離れた実家へ1泊2日で帰ることにしました。親夫婦にお披露目ってのもあるけど、早速乗ってみてどんなクルマか改めてきちんと確認しようってことで。
まず、ホンダ車語るのにココは外せない。2.4L i-VTECエンジン。7代目アコード(うちのモデル)デビュー時にお目見えした新世代K型エンジンの2.4L版。アコード以外にはオデッセイやステップワゴンにも搭載されているエンジンのようです。これの2Lモデルは実家のストリームに搭載されているし、RスペックはおなじみインテグラRやシビックRに搭載されているやつですね。で、K24A。回転フィールはK20Aほどビンビンって感じではないですが、バランサーが搭載されているだけあって振動が少ない。で、乗ってみるとこれが意外と力強くていい感じ。トルクがそれなりにある(228N・m 23.2kg・m)ので重たいワゴンボディをすいすい前に進めてくれるし、回せば回すほどパワー感。最高出力は190馬力なので、加速や追い越し時にかったるい思いをすることはほとんどない。欠点としては、燃料がハイオク指定なことと…燃費がそんなに良くないことかしら。。。
組み合わされているミッションはマニュアルモード付きの5速AT。正直、あんま期待してなかったんだけど、これのデキがけっこうイイ。制御がいいのか、はたまたホンダ独自のAT構造がいいのか、変速ショックは少ないし、変速スピードも速いし、なめらかさがイイ感じ。しかも、マニュアルモード時のシフトダウン時の感じも『ドスンとならず、なめらかにエンブレが効いていく』感じ。これはちょっと違和感あるけど、同乗者のことを考えたらこっちの方がいいかも。これでパドルシフトついたら最高なのにな〜。それと特筆すべきはパワーステアリング。電動パワステと聞くとなんかあんまりイイ感覚抱けないんだけど、アコードの電動パワステはなかなかイイ!重めだけどアシスト量が適切で、中立付近の感覚も悪くない。今まで乗ったこのクラスの国産車の中では一番好きな味付け。
一番気になってたシートのデキは…まぁそれなりな。サイズ感は大きめで、クッションは柔らかめ。もうちょっと硬くてもいいかな〜と思うけど、こんなもんか。運転席にはランバーサポート(腰椎支持機構)が装備されていて、これがシュクラ社製のやつ(…シュクラって?)で腰椎の形に合わせる支持形状になっているためか、腰が楽。最高とまでは言わないけども、何時間乗っても疲れは少ないのがありがたい。MINIの時は腰痛から始まり→最終的には身体全体が疲れるという何とも『自分との相性が最悪なシート』だったんですけど、これは比較的相性良さそう。
ちなみに…座ってないけどリアシート。気になるのが…ヘッドレストの薄さ。ペランペランだけど、大丈夫?このクルマ、シート収納レバーをガチャンと引くとヘッドレストが勝手に折れてくれて→そのまま前方に収納できるという便利な機能がついているんだけど、その代償として薄くしたんだろーな。(悪い意味で)ちょっと微妙。
足回りの味付けは…当たりは柔らかいのに飛ばすと突き上げが来るという不思議な感覚。飛ばすとしっくり来るのはホンダ車の常で、こいつもそうですwMINIからの乗り換えだから…アジリティさが薄いのが気になるんだけど、ワゴン車の割にヨレヨレした走りをしないのは結構イイ。ただ、この個体に装着されていたタイヤは…まさかの新車装着タイヤ。え?マジで?と思ったけどマジでした。銘柄はADVAN A460というもの。パッと見、スポーツタイヤ?というよーな名称ですが、かなりのウ○コタイヤのようです。というかその前に7年選手のタイヤはさすがにマズイでしょ〜。油は完全に抜けきり、交差点をちょっと早い速度で曲がっただけでスキール音が鳴り、走り終わると焦げ臭いwこれは流石にマズイし、うっすら感じる妙な動きはコイツのせいじゃないか?ということで、後日タイヤ交換することに。(※その内容は次回)
総じて、このクルマは国産車というよりかはヨーロッパ車に近い味付けに感じています。細かい不満は何個かあるけど、満足度はそれなりに高いです。ただ、購入時に肝心なことをひとつ忘れてて…車庫サイズがギリギリ。全長かなり長いのね!車庫内を整理して何とか収納OKでしたが、おかげで車庫内にはタイヤすら置けません。。。
とりあえずは2年間、お世話になります。
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