先月30日に開幕したパリモーターショーにおいて、MINIのWRC参戦車両『MINI WRC』が正式にデビューしました。画像を見れば一目瞭然ですが、ベースになったのは来年日本でも発売されるMINI Countryman(日本名:MINI Crossover)ですが、WRC参戦車両の名称は簡潔に『MINI WRC』に。
以前発表されたイメージイラストと同じテイストですが、実物にするとかなり戦闘的なフォルム。2011年からスタートする、スーパー2000をベースとした新WRCレギュレーションに適合する車両なので、あくまでも市販車っぽいオーラがたまらない。。。まさか、ミラーまでノーマルとは。こりゃレプリカが簡単に作れそうだ。
ついでに、本国プレスリリースにスペック表が掲載されていたので、紹介。
Dimensions:
Length: 4,110 mm
Width: 1,820 mm
Weight: 1,200 kg (FIA minimum weight)
Engine:
BMW Motorsport 1,600 cc, direct injection petrol
Garrett turbocharger - maximum boost 2.5 bar
Dry sump
Transmission:
Permanent four wheel drive
Gearbox: Xtrac 6-speed sequential
Clutch: AP Racing sintered twin plate
Front differential: Plated limited slip
Rear differential: Plated limited slip
Steering:
Hydraulic power assisted
Chassis:
MINI Countryman bodyshell with Prodrive roll cage exceeding FIA regulations
Suspension:
Front: Prodrive Ohlins Macpherson strut, 3 way adjustable damper
Rear: Prodrive Ohlins Macpherson strut, 3 way adjustable damper
Wheels:
ATS wheels and Michelin tyres
Gravel: 15” diameter
Tarmac: 18” diameter
Brakes:
AP Racing
Gravel:
Front: four piston, 300 mm
Rear: four piston, 300 mm
Tarmac:
Front: four piston, 355 mm
Rear: four piston, 355 mm
室内の写真。流石に中身は完全に競技車両ですね。むしろあまりにスッキリしすげててビックリ。これはさすがにマネできねーなぁwその他の室内写真はAutoblogにモーターショーで撮影したものがありますのでご参考に。カーボン製のドアインナーパネルなんかは圧巻。とてもマネできないけどw
さて、今回発表された車両はスポンサーカラーリングが全く施されていない状態。どこがスポンサーにつくのかはかなり興味惹かれるとこなんですが、個人的に頭に浮かんだのがコレ。もはやモータースポーツ界では知名度抜群なRed Bull。…でもよく考えたら、Red BullってCitroenチームをスポンサードしちゃってるんだよね。。。
ちなみに今回のパリショーでは、将来のライバルであるCitroen DS3 WRCとFord Fiesta WRCもデビュー。両者とも1.6Lの車両をベースに4駆化したもの。市販車とのつながりは若干薄くなるけど、やっぱりカッコイイ。この3メーカーが熾烈な争いを繰り広げるのが今から楽しみです。
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