先日書いたとおり、R56がマイナーチェンジを受け登場しました。
今回の変更のメインは外装・内装のリファインのようで、エンジン関係はディーゼルがBMWに搭載されている2Lエンジンをベースに1.6L化された新型エンジンに変更されたのみ。ま、ガソリンエンジンは先の小変更の際に改良されてますから今回はそのままキャリーオーバーされるほうが自然ですよね。
まずはCOOPER Sから。今回の変更点は、ハッチ・コンバチ・クラブマン全車フロントとリアバンパーのデザイン変更、ヘッドライト・テールライトのデザイン変更、サイドグリルのデザイン変更がメイン。
ボディがオレンジ色なのがハッチバック、白がクラブマン。両者ともデザインが一緒ですが、ロアーグリル部のブレーキ冷却ダクト(らしい)の処理が異なります。おそらくコレはボディ形状で差があるのではなく、クロームラインエクステリアオプションの装着有無の差だと思われます。何でこんなずんぐりむっくりしたデザインにしたんだろ?と思うところなのですが、これはどうやら歩行者保護の観点から変更されたそうな。
一見何も変わっていないように見えるヘッドライトですが、新型はAFS(アダプティブ・フロントライティング・システム)ヘッドライト、もしくはブラックインナーのヘッドライトが用意されています。AFSヘッドライトはステアリングの切れ角に応じてヘッドライトの配光方向を動かすもの。これによりコーナリング時は今まで以上にコーナー出口が見やすくなります。以前我が家にあったレジェンドさんにもAFSが装備されていましたが、これが実に便利で安全。コストが高いため小型車にはなかなか採用されない装備ですが、ついにこのクラスにも搭載。歓迎すべき変更点。
テールライトはLED化されデザイン変更。ハッチバックとコンバチはフォグランプとリアフォグランプがバンパー内に移動されました。また、急ブレーキを踏んだ際に自動的にブレーキランプを点滅させる機能も搭載。フロントほど新旧の差は感じられませんが、並べると明らかに違うんだろーなw
間違い探しのような感じですが、よーく見るとサイドマーカーがより透明度の高いレンズに変更されてます。これぐらいなら旧型オーナーでもパーツ取り寄せで弄れそうな内容ですね。
続いてONEとCOOPER。こちらもフロントバンパー・リアバンパーが変更されています。ハッチバックのほうはCOOPER Sと同じくバックランプとリアフォグがバンパー中央部に移動。クラブマンの方は変わってないだろと思いつつ、よーく見たらナンバー横の盛り上がってる部分のサイズが大きくなってるんですねw
ところでONE D Clubman、なんか違和感あるな〜と思ったら…シルバーボディとシルバーピラーになってるんですね。日本国内では選択できない組み合わせなんですが、どうやらヨーロッパで販売されているONE Clubmanではこれがチョイスできるようで。なんか、コレ思い出すなぁ。
サイドグリルもこんな感じに。
一方、内装はセンターメーターやコンソール部分を中心に変更。センターメーター内の液晶画面やオーディオの操作部が新たなデザインになり、ボリュームつまみがメーター内に移動されて使いやすくなっています。エアコンの操作部も見た目デザインは一緒ですが、表示部が変更。センターメーター内に装備される純正ナビは現在のところ日本未導入ですが、こちらはMINI Connectedが刷新され、iPod/iPhoneなどとの連携が強化されています。でも結局やっぱ日本には入ってこないよなぁ。。。VWみたいに全世界共通の高性能ハード&仕向地で細かく改良で導入してくれればいいのに。
Clubmanではクラブドアの昇降性を向上させるために、フロントシートのシートベルトをリアシート横カップホルダーの根元に差し込める機構が追加。地味な変更ですが、これはなかなか良い改良なのでは。
今回発表された写真の中には17インチと16インチの新デザインホイールを撮ったものが。それとは別にCOOPER ConvertibleとONE D Clubmanにも新しいデザインのホイールが装備されています。その他、新ボディカラー・インテリアカラーの情報や新オプションの情報など詳しい変更点を記載したプレスリリースがまだ発表されていませんので…今回はこれぐらいで。
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