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クルマを運転する際には必ず音楽を再生する私にとって、MINIにiPodやiPhoneを車載するのは『当然』のことと思っています。で、以前、iPod photoを車載出来るように配線を施した(コレとかコレ)のですが…iPhoneやiPod touchの場合、Carリモコンは使えても、Belkinのケーブルで充電ができなくなってしまった。…これはiPod touchからDockの仕様が変更になり、かつては12V給電だったのが5V給電になったのが原因。おかげで我が家にいっぱいあるiPod関連製品(BOSE SounddockやらFMトランスミッターやら)がほとんど充電非対応=再生できるけど使い物にならないという事態に。コロコロ仕様換えるんじゃねぇよ!と文句言いたくなりますが、もう…あきらめるしか…方法がないんだなコレが。

それに加え、せっかくiPhoneやiPod touchにはビデオ再生機能(含YouTube)がついてるので、思い立って配線を全交換することにしました。

使用したのはAppleコンポジットAVケーブル MB129LL/Bです。これは動画対応のiPodやiPhoneを家庭のテレビに接続して使用するケーブルなのですが、おなじみの赤白黄のコンポジットケーブルなので、端子さえあれば何の工夫をしなくても車載用ケーブルとしても使用できます。My MINIの場合、iPod/iPhoneの音声信号はカーナビのTVチューナーの外部入力を介して→ヘッドユニットのAUX入力に行きスピーカーで再生されるという回り道スタイル。でも、TVチューナーの外部入力はコンポーネントなので、ここに前出のケーブルを接続すれば、カーナビのモニターで動画が再生できるし、当然、音楽も再生できるわけです。さらにこのケーブルの良いところは、USB端子で充電できること。ケーブルには小型ACアダプタが付属しており、本来の使い方であれば、コンセントに接続し→バッテリー残量を気にせず家庭内のTVで動画再生、という使い方になるんでしょうけど、クルマに当てはめれば、給電できるUSBポートを用意すれば同じこと。

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そこで次に用意したのがコレ。ラウダ ノイズレス電源ソケット「PLUSING」2連BK XL-2100です。近所のオートバックスで普通に売られてました。シガーソケットを2連・3連に増設するキットや、単にシガーソケットからUSB給電が出来るアダプタは多数存在するのですが、これはソケット2連+USB端子が用意され、さらにノイズをカットしてくれる機能が付属するモノ。ノイズカットって何?と思われるでしょうが、意外とコレが重要なポイント。MINIのシガーソケットはオルタネーターノイズが結構乗るほうで、安物のDock充電ケーブルやFMトランスミッターを使用すると『ヒューヒュー』うるさいんですね。でもコレを使用すればある程度のノイズをカットしてるのがイイ。さらにUSB端子もついてるから、コンポジットケーブルのUSBをコレにぶっ刺せばOK。2連のシガーソケットのほうにはレーダー探知機を接続しました。ノイズあってもなくても関係ない機器なんだけどw

で、ここからは工夫の話。ソケットのサイズがそれなりにデカくて邪魔臭い。これをセンターコンソール内のシガーソケットに接続すると、配線はグチャグチャになるし、それ以前に置き場所に困る。ということで、今回コレを接続するに当たり、助手席側左足下部にあるヒューズBOXから直接電源を取るようにしました。一般的なクルマであれば、ACC電源はシガーソケットのヒューズから取るのが普通なんですが、My MINIの場合、シガーソケットのヒューズ(15A)ではダメでした。なぜならエンジンを切ってキーを抜いた状態でも通電する常時電源なので、いちいち接続機器の電源を完全にOFFにしないと…バッテリーが上がりますwじゃ何でセンターコンソールのシガーソケットはACC電源になってんだよ?って話なんだけど。どっかで制御してんのか?

困ったなぁ〜と思いつつ、テスターで色々調べてみたら、シートヒーターのヒューズ(20A)がACC電源として使えることが判明。My MINIにはシートヒーターは存在しないんだけど、ヒューズBOX内にヒューズが存在してるのが謎。どんな仕様でも配線だけはしてあるのかな?このヒューズだとキーをIIまで回して初めて給電されるACC電源なので、これならバッテリー上がりする心配がないし、そもそもシートヒーターがないので他の電装機器に影響を与える可能性もない。バッチリです。

で、ヒューズBOXから助手席ドア下の内張りの中に配線を通し→助手席下のスペースにソケットを設置。アースもヒューズBOX手前、助手席側サイドシル部分に適当なネジを発見したのでそこに接続。これでだいぶスッキリした印象になります。

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現在の室内はこんな感じ。写真は撮らなかったけど、以前のケーブルを全撤去するだけでかなり疲れた。。。ついでにDockコネクタ部のごちゃつき感が嫌だったので、ちゃんと動作していたCarリモコンも撤去しました。まだ仮接続の状態なのでケーブル埋め込み加工をしていない状態ですが、これでカップホルダー・シフトノブコンソール下部に配線を埋め込んでしまえば…もう『そこに最初からあったフィット感』になることでしょう。

ちなみに、欠点としてはBelkinのケーブルでは出来ていたエンジンON/OFFにシンクロしたiPodの自動再生/停止機能が実現できなくなった。自動再生は今までも必要がなかったけど、自動停止は便利だったんだよなぁ。これからはクルマを降りるたびに毎回iPhoneを操作する必要があります。解決策としては…どっかのメーカーがビデオ再生対応の車載ケーブルを製品化してくれることなんだけどな〜。