MINI Challenge。日本ではあまりなじみが薄いですが…本国イギリスやドイツなどではものすごく有名なワンメイクレースです。元々はイギリスでJohn Cooper Worksが始めたワンメイクレースですが、後にドイツでBMWが主催し開催されるようになり、現在ではベルギーやアメリカでも開催されています。レースによってはWTCCやF1のサポートレース(前座レース)として開催されており、若手ドライバーの登竜門的レースな側面もあるそうです。それ故、ドライバーの中には、まだ免許取得出来ないような年齢のドライバーもいたり。未成年の少年が210馬力をねじ伏せる。。。それだけで感涙モノ。
ちなみに日本では…ご存じの通り全く開催に関する音沙汰ナシ。以前、John Cooper Worksのトップであるマイククーパー氏が日本に来日した際、日本国内での開催を視野に動いているという話をしていたのですが、残念なことに未だに開催されたことナシ。個人的には、恐らく国産車のワンメイクレース(トヨタ・ホンダ・マツダ・スズキ等)が多数開催されていることと、BMW Japanにレースを主催するディビジョンがない・もしくは完全にやる気がない、という理由から開催されないと妄想してるんですけど。どうなんでしょ?
まぁ、そんなMINI Challengeですが、ベースとなるMINIが新型になり、新型JCWキットが正式デビューしたのに合わせてこちらも新型に切り替わりました。正式発表は来月のフランクフルトモーターショーで行われるようです。
もちろん、ベースは新型COOPER S。外装は既に市販されているJCWエアロバンパーキットにレース用リアウィングが装着されています。ホイールは旧型がBBS(クロス・スポーク・コンポジットR90)だったのに対し、何故かBORBETに変更。タイヤはDunlopのスリックタイヤでしょうか。サスペンションはKW。ブレーキはJCWのやつか?エンジンはやマフラーはJCWパワーアップキットに準じたチューニングが施され、210馬力までパワーアップされています。個人的にはエアロもカラーリングもあんまり好きじゃないなぁ。コブララインだっけ?これ、MINIには似合ってないよなぁ。やっぱり伝統のCOOPERストライプじゃないと。ま、実際にはエアロはともかくカラーリングの方はそれぞれスポンサーカラーになると思いますが。
それよりも刺激的なのはやっぱり…インテリアでしょうか。これを見てやっと「お、気合い入ったレースカーだな」と思うわけで。
一番目立つロールゲージはもちろんインパネ貫通型でサイド補強も入っている完全レース用のモノ。シートはRECARO製のレース用バケットシート、レース用メーターにキルスイッチ、そしてSparco製ステアリング…どれも本格的。でも意外や意外、エアコン操作部はしっかり残ってるんですよねwま、当然エアコン機構は取り外されていると思いますが。オーディオは写真をみてすぐわかりますがキルスイッチとレース用メーター装着のため外されています。細かいこと言えば、スタート・ストップスイッチ(=インテリジェントキー)が見えるんですけど?wそれ以外には、何気にシフトレバーがJCWのモノになってたり運転席床面がカーボン素材で覆われていたりとニヤリとしてしまう装備。イイ。恐らく来シーズンからこれで熱い戦いが繰り広げられることでしょう。日本でもやらねぇかなぁ。
あーさて、文頭で申したとおりMINI Challengeは日本国内でなじみが薄い分あまり情報も入ってこないのが悲しいところですが、それよりも先代レースカーが日本に入ってきたという話は全く聞いたことがありません。人が持ってないものを欲しがる民族なんだから、どっかの
その代わり「レースカーもどき」はいっぱいいるみたいですけどね。ウィングは普通にそこらへんのショップで買えるらしいですし、エアロやホイールは純正OPだからディーラーで買えるし、チューニングもほとんど純正パーツだから、性能を近づけるだけなら十二分に可能ですからねぇ。。。でもその程度ならあくまでも「もどき」ね。もどき。レースカー並に気合の入ったチューニングカー(特に内装の照って的な軽量化&ロールゲージ装着)は未だに1〜2台しか見たことないしなぁ。どーせやるならそこまでやって欲しいです。って他力本願発言w
…ま、いちおー、うちのMINIもあと数年頑張ってもらったらここまで馬鹿みたいにやっちゃおうかなぁと考えているんですけどね。…って言ってもベースが10万キロに到達しているであろうボロCOOPERじゃなぁwどんなに頑張ってパワーアップしてもCOOPER Sの標準馬力に到達できる訳がない『悲しさ』。。。…こればっかりは仕方ない。一応本国イギリスでは当初(JCW Challenge時代)COOPERベースのレースカーも存在したんですけどねぇ。だからこそやりたいんだなぁ、これが。
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