S204 パフォーマンスダンパースバル・インプレッサSTIの限定車S204に搭載されて話題になった、ヤマハ発動機開発のパフォーマンスダンパー。その後、VW/AUDIのチューナーであるCOXからGolfとA3用にセッティングされたものが発売。で、今度はMINI用も出たそうです。

以前からGolf用のやつがすごくイイ!って話は聞いていたんですけど、その原理がよくわからなかったり。ボディをバネとして考えると、っていう発想の時点で頭ん中が「???」になっちゃって、じゃあボディ剛性と何が違うの?って余計に考えて…(以下永遠ループ)ともかくどういう原理かよくわかっていなかった。ってことでイイ機会だしちゃんと調べてみることにしました。

まずはインプレッサS204のパフォーマンスダンパー説明文。
車体への入力を減衰するパフォーマンスダンパーをフロントはサスペンション取り付け部下部に、リヤトランクルーム内のストラット頭部間に配した。
STIとヤマハ発動機が共同開発したこのパフォーマンスダンパーは、コーナーリング中の車体が伸びようとする場合、またはたわもうとする場合に作動し、その外部を弱める働きをする。
ダンパーは伸縮が発生するとほぼ同時に減衰力を立ち上げ、利き始める。これにより、ターンイン直後からのハンドリングのリニアリティ向上と、レーンチェンジ時などの揺り戻し現象を抑制し、走りの質感向上に大きく貢献している。
次にCOX Golf用ボディダンパーの説明文。
コックス ボディダンパー (ヤマハ パフォーマンスダンパー) は、安全性や性能面の車両評価において、ボディ剛性に主眼が置かれている現代の自動車の車体性能を、特殊なダンパーを利用した減衰機構によって、飛躍的に向上させる機能パーツです。ボディのフロント&リアの最適なポイントへ装着することで、走行中の路面状況や走行速度などによって、刻々と変化するボディの変形や振動を、穏やかに整える効果を発揮します。

ボディ剛性のアップによって生まれたベース車両自体の性能効果はそのままに、コックス ボディダンパーを装着することで、車体性能に新たなプラス効果が確実に生まれます。高剛性化されたボディを、バネレートの高められたスプリングに例えた場合、走行中のさまざまな路面状況によって、スプリングが伸び縮みを繰り返すように、ボディは変形を繰り返します。この変形している状態のボディが、正位へ戻ろうとする際の反発力を、ボディダンパーの減衰力で穏やかにする働きが、操縦性や走行安定性を飛躍的に向上させます。また、同乗者の評価にも繋がる乗り心地性能の大幅な向上と共に、騒音や振動の低減など、ボディダンパーを装着することによる多くの付加効果が顕著にあらわれ、ワンクラス上の上質感をもたらす走りを実現します。
なるほど。原理はわかった。…端的に考えれば、ボディ剛性=走行性能の向上で、ボディ減衰=乗り心地性能の向上って考えでOK?

と思いつつ、『でもボディってそんなにスプリングのようにブヨブヨ動いているもんなの?剛性上げりゃあいいんじゃなくて?』…と、結局永遠思考ループを繰り返す。My MINIに補強ひとつしていない私にはその利点がよくわかりません。…でも興味はあります。うちの過走行ヤレヤレ車両にも効果ありますかね?w

ボディダンパーそのものへの疑問のほかに、もひとつ疑問に感じること。COXから出ているGolf用は8万円弱なのに、何でSt○dieから出ているMINI用は11万円弱もするのか?って話。ダンパーのセッティングは違えどパーツが全く違うようには見えないし…。中間マージン分か?5万円だったら本気で購入考えてもいいなぁ。って元々のCOXの値段よりも安い金額を要求w