MINI COOPER S

以前から『3月2日(=ミニの日)に発売されるんじゃないか?』と予想されていた新型MINIですが…予想を裏切り(笑)2月24日から発売されることになったようです!以下プレスリリースをご覧下さい

BMWJ、小型プレミアム・カー「MINI」を5年ぶりにフルモデル・チェンジ
MINIを見に(ミニ)行こう!!

本質を究めたMINI、全てが新しくなって新登場


 ビー・エム・ダブリュー株式会社(本社:千葉市美浜区中瀬1-10-2、代表取締役:ヘスス・コルドバ)は、2002年3月2日(ミニの日)以来、唯一の小型プレミアム・カーとして新たな市場を開拓したMINIを、5年ぶりにフルモデル・チェンジし、内外装デザインや、エンジン、サスペンションを刷新したニューMINI COOPERおよびニューMINI COOPER Sの販売(一部予約注文の受付)を、全国のMINI正規ディーラーにて、2月24日(土)より開始すると発表しました。予約注文の車両については、5月中旬以降の納車を予定しています。


メーカー希望小売価格(消費税込み、消費税以外の税、登録諸費用は除く)

ニューMINI COOPER  (6速マニュアル・トランスミッション)  ¥2,510,000 予約注文受付開始
ニューMINI COOPER  (6速オートマチック・トランスミッション)¥2,640,000 販売開始
ニューMINI COOPER S (6速マニュアル・トランスミッション)  ¥2,950,000 販売開始
ニューMINI COOPER S (6速オートマチック・トランスミッション)¥3,080,000 予約注文受付開始


ニューMINI COOPER&ニューMINI COOPER Sの特徴

●オリジナルからオリジナルへ
 ・ひと目でMINIと分かる外装ながら、屋根部分以外全て新設計のボディ・パネルを使用。
 ・内装は人間工学に基づき、細部まで感触、質感にこだわり、上質感と操作性が大幅に向上。

●走行性能は革新的に進歩
 ・BMW Group開発の新直列4気筒DOHCエンジンを導入し、ニューMINI COOPERにはBMW Groupの「バルブトロニック」技術を応用した可変バルブ制御システムを、ニューMINICOOPER Sにはコモンレール式直噴、ツインスクロール・ターボ・エンジンを採用。
 ・トランスミッションは全て6速になり、新開発エンジンと相まって、従来モデルと比べて出力、トルク共に向上しつつ、実に約16%も燃費向上を実現(EU値)。

●お好みの一台をあなただけに
 ・オプション類を豊富に用意することで「自分だけの一台」を作り上げることができ、理論上、10万通りの選択肢を用意。

●公式ウェブサイトもモデルチェンジ


オリジナルからオリジナルへ

際立つ外観、親しみやすい表情
 「オリジナルからオリジナルへ」。ニューMINIのボディ・デザインは、これをテーマに車両全体が徹底的にデザインし直され、屋根部分以外全て新設計のボディ・パネルを使用し細部や装備の多くに改良・強化が加えられました。しかし紛れもないMINIのデザインは変わることなく守られています。ラジエーター・グリルと大型の丸型ヘッドライトがフロント・エンドを特徴付け、親しみやすい表情を作りあげています。
 
 従来モデルとは異なり、ニューMINIの六角形のラジエーター・グリルは完全な一体型ユニットとして設計されました。またターン・インジケーターもヘッドライト・ユニットに一体化され、フロント・エンドはすっきりとシンプルな印象になりました。またこのフロント・エンドで特徴的な「ビューティー・スポット」と呼ぶランプの数が、従来の4つから2つになっています。それはヘッドライト下のポジション・ランプと、フォグ・ランプです。

 ニューMINIは従来モデルよりも全長が長くなっていますが、外観上はほとんど分かりません。全体的に均整と調和のとれた滑らかなプロポーションで作られています。ボディが大型化されたことでエンジン・ルームが広がったばかりでなく、将来予定されている厳しい安全基準を満たすための基礎も整えられました。ボンネットとエンジンとの間に空間を設けることで、ニューMINIは衝突時の歩行者保護を確保しています。


改良されたセンター・スピードメーターとトグル・スイッチ
 ニューMINIのインテリアは、基本的な部分も含めて改良と変更が加えられ、人間工学に基づき計器類は最小限まで減らされています。

 中央部には従来モデルよりもさらに大型化されたセンター・スピードメーターが設けられています。このセンター・スピードメーターは機能面でも強化され、これまで以上に多彩な要求に応えることができます。例えばエンターテインメント・システムに関連する表示および操作機能も、このセンター・スピードメーターに内蔵されます。一方で、タコメーターはドライバーが直接視線を送りやすいステアリング・ホイール背後に独立して配置されています。

 センター・コンソールは特に細身のデザインで形作られているため、運転席側・助手席側ともに足元に十分なスペースを設けることができました。スイッチ類はセンター・スピードメーターの下にまとめられています。

 室内温度を操作するロータリー・スイッチが縦に並ぶセンター・コンソールの底部には、カップ・ホルダーが2個用意されています。また独特なデザインのメタル製トグル・スイッチは、パワー・ウインドウや集中ロック・システムの操作に使うもので、従来モデルよりも大きくなっています。ニューMINIではさらに、天井部にもこのスイッチが組み込まれており、室内照明などを操作できます。

 MINIの特徴の一つである、丸型に作られたリモート・コントロール・キーは、ドア・キー、イグニッション・キーの役割を果たします。そしてエンジンの始動・停止にはスタート/ストップ・ボタンを操作します。また、キー本体を操作することなくドアの開施錠ができ、スロットに差し込まなくてもボタン操作だけでエンジンの始動・停止が可能なコンフォートアクセスシステムをオプションで用意しています。さらにこのキーは、単なる施錠やエンジン始動の機能のみならず、サービスに必要な車両データを記録しています。サービス工場のキー・リーダーを使えば、走行距離、車台番号、初年度登録日、カラー、内装と装備コード、そして最重要消耗部品の交換時期までの残りの日数、距離など、キーに保存された情報を取り出すことができます。これにより、サービス工場での入庫時間を短縮することができます。


室内を照らし出す5色の間接照明
 ニューMINIならではの特色として、新しくアンビエント・イルミネーション機能が装備されています。このアンビエント・イルミネーション機能は、暖かなオレンジからスポーティなブルーまで、5段階に室内光を選ぶことができます。ルーフ・ライニング、ドア・ポケット、ドア・ハンドルの間接照明による特殊な効果が、ニューMINIの室内に独特の雰囲気を醸し出します。


●走行性能は革新的に進歩

ニューMINI Cooper Sには新型ターボ・エンジンを搭載
 ニューMINI Cooper Sには、最高出力128kW(175ps)を誇る新設計の1.6リッター・ターボ・エンジンが搭載されます。この驚異的な出力を生み出すのは1基のツインスクロール・ターボです。このターボチャージャーは、2気筒ずつ分割された排気ガス流によって駆動されます。

 こうした構造によってターボチャージャーは素早い立ち上がりを見せ、低回転域でもターボ・ラグ(過給効果が効き始めるまでの遅れ)を発生することはほとんどありません。このシステムによる効果は大きく、ニューMINI Cooper Sの4気筒エンジンは1.6リッター・エンジンとしては傑出した出力と性能を発揮します。最大トルクは240Nmで、1,600〜5,000rpmの回転域で衰えることなく発生します。またフルスロットル時には一時的に過給圧を上昇させること(オーバーブースト)によって、トルクをさらに260Nmまで高めることもできます。

 燃料供給は、コモンレール式直接燃料噴射装置によってシリンダー内に直接噴射します。すべてのシリンダーに接続されたステンレス鋼製コモンレールには、吸気側カムシャフトの後端に装着された高圧ポンプによって高い圧力をかけられた燃料が充填されます。シリンダー・ヘッドの側部に取り付けられたインジェクターは、瞬時にコモンレールから正確な量の燃料を燃焼室に直接噴射します。気筒内では、各ピストンの中央にある4個のバルブ・リセスと燃焼室形状によって、理想的な混合気(λ=1)を形成します。ピストンが鋳鉄製のスリーブに沿って作動するターボ・エンジンでは10.5:1と比較的高い圧縮比と高い熱負荷にさらされるため、オイル・ジェットでピストンを冷却しています。


ニューMINI Cooperのエンジンには可変バルブ制御システムを採用
 ニューMINI Cooperには、1.6リッター4気筒自然吸気エンジンが搭載されます。最高出力は88kW(120ps)、最大トルクは160Nmに達します。吸気バルブのタイミングはBMW Groupのバルブトロニックを応用した可変バルブ制御システムによって管理されます。これはバルブのリフト量と開いている時間を電子制御によって精密に無段階に調整します。

 これらの画期的なシステムによって走行性能を向上させるだけでなく、燃料消費量を抑え、ニューMINI COOPER Sでは従来モデルと比較して20%、ニューMINI COOPERでは16%、燃費を向上させています(EU値、マニュアル車で比較)。


新開発トランスミッションを装備
 全てのモデルに、6速マニュアル・トランスミッションと6速オートマチック・トランスミッションが用意されます。特に6速オートマチック・トランスミッションにはパドル・スイッチが装備され、ステアリングから手を離すことなくギアシフトすることができるため、安全にギア操作を行うことができます。


新次元のゴーカート・フィーリング
 ニューMINIは、従来モデルと同様にMINI特有のゴーカート・フィーリングを提供するクルマです。この走りの感覚こそがMINIならではの走りとして実感できるのです。優れた操作性とさらに強化された俊敏性を備えたニューMINIは、これまで以上に個性的なキャラクターを発揮します。

 ニューMINIのサスペンションは、機構自体は従来モデルから大幅な変更はありませんが、細部にわたり徹底的に見直し、BMW Groupのエンジニアが考える最適な仕様・設定に練り上げられました。マクファーソン・ストラット式フロント・サスペンションは発進直後から卓越した安定性を発揮し、高速コーナリング時でも、加速時でも、制動時でも、駆動力がステアリングに影響を及ぼすことはほとんどありません。またMINIの属すセグメントでは極めて珍しいマルチリンク式リア・サスペンションは、精巧な運動学的構造から常に路面との最適な接地性を実現します。このリア・アクスルに関しては、BMW Groupのサスペンション開発のノウハウや技術力が活かされており、アルミ製トレーリング・アームを採用したことで、従来モデルのリア・アクスルに比べて重量は6kg軽くなっています。またニューMINI Cooper Sはよりスポーティなスポーツ・サスペンションを標準装備しており、ニューMINI COOPERは、オプションでスポーツ・サスペンションを装備することができます。

 ニューMINIの走りをさらに俊敏できびきびとしたものにするシステムが、新設計のエレクトリック・パワー・アシスト・ステアリング(EPAS)です。車速感応式のアシスト機能が組み込まれているため、駐車時には少ない力で操作することができ、高速走行中は精密に車両をコントロールすることができます。


よりスポーティな走りを望む方に
 オプションとして用意されているスポーツ・ボタンを装備して、スポーツ・モードを選択したときにはEPASもこれに従ってステアリングの補助力を変更し、走りの体験をよりダイレクトに感じられるよう、やや重めの操作力が必要になります。さらにオートマチック・トランスミッションの場合、変速の速度とタイミングが変更され、高いエンジン回転数での走行となります。また、アクセル操作に対するエンジン・レスポンスも早まり、スポーティな走行を可能にします。


さらに充実した安全装備
 ニューMINIのボディ構造には非常に大きな強度を持たせているため、セグメントの中でも傑出した衝突安全性能を備えています。ボディ構造部には衝撃を最適に分散する経路が設けられており、前後ともにオーバーハングが短く設計されているにもかかわらず、衝突の際でも車両に作用した衝撃力を効果的に分散させます。

 安全装備においても、妥協はありません。すべての座席の乗員をあらゆる面で安全に保護するため、車内には合計6個のエアバッグが標準装備されています。

 ニューMINIには、運転者の急ブレーキ操作を検知するとブレーキ圧を可能な限り早く最大限まで上昇させるブレーキ・アシスト機能が装備されます。またニューCOOPER Sに標準装備(ニューCOOPERはオプション)されるDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)の新たな機能として、坂道発進をサポートするヒル・アシスト機能が組み込まれます。これは上り坂で発進する際に自動的にブレーキを作動させ、車両の後退を防ぐものです。


●お好みの一台をあなただけに

 MINIのドライバーは、個人のスタイルだけでなくそのクルマだけが持つ個性的な特徴も重視します。ニューMINIは内装だけで370通り、外装だけでも300種類以上の組み合わせがあり、こだわりのある人々に個性を提供します。

 標準装備品はモデルによっても異なりますが、オプション装備はボディのクローム・ラインから最新のエンターテイメント・システム、最高級レザー・シート、スポーツ・サスペンション、専用アロイ・ホイールに至るまで、幅広い範囲から選択することができます。ニューMINIは、モデルから内外装、オプションなどを合わせると、10万通りの選択が可能になっています。


●公式ウェブサイトもモデルチェンジ

 ニューMINIの発売に伴い、MINI公式ウェブサイトも2007年1月16日(月)より大幅にリニューアルを行います。

カー・コンフィギュレーターウェブ
 上で自分の仕様を決め、見積もり作成まで可能にする「カー・コンフィギュレーター」の導入により、ニューMINIに興味がある方は、その場で自分の好みの一台をウェブ上に作成することができます。
 さらに見積もりから月々の支払い金額まで計算されるので、MINIを買う楽しみを自宅でも味わうことができます。

ニュースTV
 ニューMINIに関わるニュースを番組形式でお伝えする「ニュースTV」をウェブ上で公開します。ラグビーチームのサポーター同士の対決など、様々なコンテンツを用意しています。ニュースは順次公開予定です。

モバイルサイト
 2006年4月に開設したMINIの公式モバイルサイトでも、ニューMINIに関する情報を発信していきます。
と、いうことです…。発売日の予想は大外れでしたが、価格に関してはほぼ予想通りアップしていますね。ついにCOOPER Sは300万円カー。また本国と同じくCOOPERがAT、SがMTを先行発売、残りのモデルは予約受付からスタートのようです。こうなると気になるのがOneの動向ですが…未だに何もアナウンスされていません。価格帯がアップしただけに『現行COOPERぐらいの価格で…』というニーズに応えるべく早くデビューして欲しい気がするのですが。

プレスリリースにも記載されているように、MINIオフィシャルサイトも新しくなりました。MINI Internationalに掲載されているモノと同じ内容ですけど。それに、Configratorが久々の復活。購入検討の方もそうでない方も、自分お好みの仕様をつくりあげて画面の前でニヤニヤする日がやってきましたw

ちなみに私は『買わないけど一応見に行く』つもりです。