出る?出ない?と様々な憶測が流れていた、初代BMW MINI最後の限定車である『JCW GP』ですが…おととい、BMW Japanより正式に発売されるとの発表が。
JCW GPとは、乱暴に言えばCOOPER SにJCWキットをぶち込み、後席取り外し等で軽量化、そして外装内装を特別な仕様に仕立て上げた『お金持ち向け』限定車。既に発売されているヨーロッパやアメリカでは限定台数すべて完売だそうです。で、日本割り当て分の160台を売り切れば、全世界限定2,000台がすべて完売になるらしい。日本が最後というのは…好意的に解釈すべきなのかな?
まぁ前置きは程ほどに、プレスリリースをどーぞ。
BMWJ、シリーズ最高出力となる218psの「MINI」特別限定車の予約注文を受付開始…限定車のプレスリリースにしてはずいぶん長い文書ですねぇw
ビー・エム・ダブリュー株式会社(本社:千葉市美浜区中瀬1-10-2、代表取締役:ヘスス・コルドバ)は、最高出力および最大トルクがMINIブランドの中で最大の特別限定車「MINI Cooper S with John Cooper Works GP Kit」の予約注文の受付を、7月12日(水)より全国のMINI正規ディーラーを通じて開始すると発表しました。MINI Cooper S with John Cooper Works GP Kitは6速マニュアル・トランスミッションを搭載し、シリーズ中最高となる出力218ps/7,100rpm、最大トルク250Nm/4,600rpmを発生します。世界限定2,000台、日本では限定160台で、メーカー希望小売価格は3,950,000円(消費税込み、消費税以外の税・保険料・登録諸費用を除く)にて販売し、納車は9月以降を予定しています。
MINI Cooper S with John Cooper Works GP Kitの発売を記念して、7月27日(木)から7月30日(日)の4日間、六本木ヒルズアリーナ脇のイベント・スペース「UMU(ウム)」において「MINI COOL LOUNGE Presents MINI Cooper S with John Cooper Works GP Kit」を開店いたします。MINI Cooper S with John Cooper Works GP Kitを中心に、涼しげな演出をし、氷でできたバーカウンターなどで真夏の六本木に期間限定の店舗を作り上げます。「MINI GP COOL LOUNGE」の概要は下記の通りです。詳細については2ページ目をご覧ください。
MINI Cooper S with John Cooper Works GP Kitのポイント
●MINI Cooper Sに比べて最高出力48ps向上、後部座席を外すなどの軽量化を実施
●特別限定車専用のエアロパーツ、リア・スポイラー、ボディ・カラーを装備
●MINI Cooper Sに比べて最高出力48ps向上、後部座席を外すなどの軽量化を実施
MINI Cooper S with John Cooper Works GP Kitは、MINIの最上位モデルMINI Cooper Sを元に、エンジンの吸気系部品や専用シリンダー・ヘッド、そして排気系に至る一連の部品を精錬し、専用の懸架装置、エアロパーツ、ホイール、ブレーキなどを搭載することで、ゴーカートのような走りが自慢のCooper Sの出力特性をより強力なものへと変貌させています。さらに通常MINIの乗車定員は4名ですが、MINI Cooper S with John Cooper Works GP Kitは軽量化のため後席のシートを取り払い乗車定員2名としています。様々な限定仕様を装備し、軽量化に努めたMINI Cooper S with John Cooper Works GP Kitは、MINI Cooper Sに比べて最高出力が48馬力(218ps/7,100rpm)、最大トルクは30Nm(250Nm/4,600rpm)向上し、通常オプションのJohn Cooper Worksチューニングキット装着車と比べても、最高出力は8馬力、最大トルクは5Nm向上しています。パワーウェイトレシオ(車両重量/馬力)は5.46kg/psでMINI Cooper Sに比べて20%以上優れており、正にMINIでは最強のモデルになっています。
●特別限定車専用のエアロパーツ、リア・スポイラー、外板色を装備
MINI Cooper S with John Cooper Works GP Kitは専用の部品に加え、専用外板色のサンダー・ブルーをまとっているため、ひと目で通常のMINIとは違うことが分かります。屋根には特別限定車を表すように、『GP xxxx』と『0001』から『2000』までの数字が刻印されていて、同じ番号は世界中を探してもありません。現在通常モデルに設定のあるJohn Cooper Works チューニングキットのオプションやアクセサリーをMINI Cooper Sに装着して似たようなモデルを作ったとしても、その違いは明らかです。
限定車のオプション・アクセサリー総額は約140万円分ですが、車両本体価格は通常のMINI Cooper Sと比較して110万円分の増加に留めており、それだけでもこのMINI Cooper S with John Cooper Works GP Kitには特別限定車としての価値があります。
John Cooper Works GPの由来
MINI Cooper S with John Cooper Works GP KitのGPはグランプリ(Grand Prix)の略で、MINIブランドのレースの伝統を引き継いでいます。MINI Cooper S with John Cooper Works GP Kitは、英国のジョン・クーパー・ワークスと共に開発されました。ジョン・クーパー・ワークスは、英国モータースポーツにおいて、とくにMINIチューニングの代名詞といえる存在です。創設者のジョン・クーパー氏は2000年12月に故人となりましたが、息子のマイク・クーパー氏により現在もその伝統は受け継がれています。JCWは新旧MINIの販売とチューニング、新型MINIのワンメイク・レース(MINI CHALLENGE)へのマシン供給とレースの管理などを行なっているMINI専門のプロショップで、その技術と製品は世界中で高い評価を受けています。
「MINI COOL LOUNGE Presents MINI Cooper S with John Cooper Works GP Kit」の詳細
イベント名:MINI COOL LOUNGE Presents MINI Cooper S with John Cooper Works GP Kit
(ミニクール・ラウンジプレゼンツ ミニ・クーパー・エス・ウィズ・ジョン・クーパー・ワークス・ジーピー・キット)
日 時:7月27日(木)から7月30日(日)の4日間、午前11:00〜午後8:00
会 場:六本木ヒルズ アリーナ脇イベント・スペース「UMU」
東京都港区六本木6-9-1
入 場 料:無料
見どころ :日本初公開のMINI Cooper S with John Cooper Works GP Kitの展示
氷のバーカウンターを設け、涼しげなMINIを演出
ちなみに、標準のJCWより出力が8ps向上しているのはどーしてか調べてみました。するとどうやらDMEのマッピング変更がひとつ、それに加えインタークーラーのパイピング変更が効いてるらしい。外装はバンパー類が目立ちますが、実は地味なところで大型リアウィング装着の関係からかハイマウントストップランプがリアガラス内に移動してます。また、内装でめちゃくちゃ目立つ後部座席部のバーは補強じゃなくてただのファッションバー(※厳密には荷物が前席に飛び出さないためのバー)という位置づけ。また、軽量化に関してはコントロールアームとRアクスル周りがアルミ製のものに代わってます。(強度はどうなの?)
まぁプレスリリースにあるとおり、価格がめちゃくちゃ高いです。400万オーバーですね。高いか安いか?と言われれば、パーツ代やを考慮するとかなり安いんでしょうね。でも、400万円で買えるクルマって他探すと結構イイ奴あるんですよね。MINIにそこまで払う気にはならないなぁ。まぁそれ以前にお金ないですが。
妄想好きなので激しく妄想してみる。もし私がこれを購入したとしたら、まずバンパーやサイドスカート一式をノーマルのものに変更し、ホイールも交換。ねずみみたいな色もMINIには似合わないので他の純正色に塗装し直し。これ見よがしなシリアルナンバーも消去。それに(ry
…たぶん、普通にS買って自分でパーツ選んだほうが安いな。しかもこのGP Kitよりもっと出来がいいやつになりそう。むしろ、こんなNarikin仕様だれが買うんだよ!と思ったりw
限定160台とのことですが、現行MINI最後の限定車ですから即完売必至。本国ではチューニングカー的扱いより『コレクターアイテム』的色が強いらしいです。お好きな方はお早めにどーぞ。
コメント