接続パイプを交換しクーラント液を再び補充したMy MINI。これで後は水位が落ち着くまで水を継ぎ足せばOKなので、今日は水道水を補充し軽く走ってエア抜きをするつもりが…思わぬ事態に。
走り出して数分、エア抜きのためにエアコンはヒーター『HI』に設定、風量もMAXにしたのですが…いつまで経っても熱風が出ない。最初は水温が上がっていないからかと思っていたのですが、気がつけば水温は正常値なのに吹き出し口からは冷風しか出てきません。
そう思っていると、今度はまた昨日と同じく左前タイヤ周辺から物凄い水蒸気が吹き出しているではありませんか!その姿はまるで蒸気機関車。『やばい!』と思いヒーターを切るとすぐさま蒸気も止まりました。この症状(現象?)は昨日の帰りにも発生していたことは昨日の記事の通りですが、昨日の時点では雨が降り外が結構寒かったので湯気が白くなっている程度としか思っていなかったのですが…今日の天候や気温を考えると湯気が白くなるなんてまず考えられない。この時点で『あ、異常だな』と判断、すぐさま行き先をreal directionへ変更しました。
が、異常はそれだけではありませんでした。
今度はエンジンルーム内から『ポン』と瓶ビールの王冠を開けたような音がしたと思ったら…その瞬間フロントウィンドウが物凄い勢いで曇り出しました。な、なんだ?かなりビックリ。エアコンをフロントデフロスターモードにするとすぐに曇りは取れましたが、どんどんMy MINIは調子が悪くなる一方。
果てには…水温メーターが最大値を示し警告灯が点灯。rdさんまであと1kmのところだったので何とか間に合うか?と思いゆっくり走らせましたが、信号待ちで停車したと同時に今度は白煙が上がったので、まわりの安全を確かめて路肩に停車させました。ボンネットを開けると、エンジンルーム内は水蒸気によって水滴だらけ。そしてクーラントリザーバータンクは空っぽ。どうやらオーバーヒートまで起こしてしまったようです。このまま無理に走行を続けようものならエンジンがぶっ壊れる可能性があるため、そのまま停車させ30分程冷やしました。
その後、水を補給しまたゆっくりrdさんまでMINIを走らせ、何とかたどり着くことができました。最初のヒーターの異常から考えて、ヒーター周りの配管で詰まりか液漏れが発生している可能性、もしくはヒーターユニットの不具合のどちらかが原因として考えられるのですが、見ただけではどこがダメになってしまったのかがわかりませんでした。今回は2度目の入庫ということで数日間MINIを預け、詳しいチェックをお願いしました。
何度も言うようにMINIはクーラント関係のエア噛みが激しく、さらにエア抜きがしづらい傾向にあります。その為、完全に抜けたと思っても抜けていない場合があり、クーラント周りの作業は今回も含めて本当に面倒です。エア噛みが激し過ぎれば、まわるべきクーラント液が回らなくなり今回のようにオーバーヒートを巻き起こしても何ら不思議ではありません。ただ、そこまでなるのはかなり稀なケースではあります。しかもそれに加えMy MINIは物凄い過走行・ハイペース個体ですから、他のMINIに比べあちこちガタが出始めるのが早く、各種ホース・パイプ類に至っては劣化しているものもチラホラ。致命傷になってなきゃあいいけど。。。
さてさて、今回も代車は当Blogでもお馴染みのグレープ色なアイツ『ホンダ・バモス』さん。久々の登場ですが…やっぱりこのクルマの運転は気合が必要です。…家まで短い距離だったのにやっぱりおっかない(汗
コメント