ここらで一度まとめてみようかと思います。
(※写真はIsoyan号に装着した「Aragosta-E」では無く上位モデル「Aragosta」です)
■形状:前後車高調整式ダンパー/スプリング直巻/前後減衰調整可能
■材質:スチール(Isoyanプロトはアルミ)
■ダウン可能幅:20-30mm
■装着可能バネレート:2-20kg/mm
■バネ/シム/ピストン/サブタンク等殆どのパーツ仕様変更可能
■価格:205,000円(予価・取付費別)
との事です。とりあえずスペック説明はこれ位で。
さて、何故他社製品より価格が高いのか?という質問がよく寄せられます。これに関して開発担当者に質問してみました。…その回答は何とも興味深いものでしたのでバッチリ掲載させて頂きます。
■ダンパー筒内の仕上げが完璧
→社外市販品ダンパーの多くがダンパー筒内の表面仕上げがあいまいで幾ら減衰調整を行ってもしっかりとセッティングが出ないとの事。筒内処理が少しでも荒いと動きの正確さが損なわれてしまうから。その点Aragostaの筒内仕上げは半端じゃなく素晴らしいそうです。分解していないのでどんなものなのかはわかりませんが…
■シェルの生成方法に技ありッ!
市場には多数のダンパーが出回っています。そのダンパーのシェルケースの生成方法もそれぞれ違ってきます。
まずポピュラーなのが「電縫方式」。これは鉄の板を丸め接合部を文字通り電気で溶接して筒を作る方法。○ヤバや○ックスの廉価ダンパーがこの生成方法を採用しています。メリットは何と言ってもコストダウン。約1,000円/1本程度で生産出来ます。
次に冷間引抜方式。これは有名処○ルシュタインが採用しています。こちらは元になる大きな筒を押し込む力と引く力で精製する方法。前出の溶接より強度が保たれる事は説明せずともお分かりになるかと思います。こちらは2-3,000円/1本程度。
Aragostaの場合、冷間引抜に更にハードアルマイド加工を施します。これにより更に強度が増します。しかしコストが上がり1本当たり「万単位」で掛かってしまいます。
説明する必要も無いかと思いますが…街乗りであれば電縫管方式を採用したダンパーでも事足りるでしょう。しかし峠を攻めたりサーキットを走るのであれば少なくとも冷間引抜方式を採用したダンパーの方が絶対的アドバンテージがあります。ただ単に車高を落としたいだけなのでしたら電縫管方式で十分です。むしろバネ交換だけでよいでしょう。
また電縫管方式ダンパーはオーバーホールが不能な場合があります。大体2年程度で一度OHをするのが好ましいと考えると廉価ダンパーは約3年程度の寿命と考えた方が良いかと思われます。
Aragostaの特徴はこの他にも目に見えづらい部分のパーツをケチっていないという事でしょうか。その為他社製品に比較してしまうと価格が高くなってしまいます。しかし、長い目で見れば決して高い値段では無いかと思います。長く使える、性能も良い…高級品ならではの良さを味わってみては如何でしょうか?
ちなみに現在開発中のAragosta-Eは完璧なサーキット志向ではなくMINIにワンランク上の乗り心地を与える方向で進んでいます。普段はキビキビしていて不快では無く他社のダウンサスや車高調からは考えられない程乗り心地をキープしています。それでいながら限界点は大幅に向上。サーキットも走行会レベルなら十分に対応出来るように仕上げ中です。某セールス氏も「差がわからんね。てっきり純正のまんまかと思った」とコメント。交換したという事を歴然と味わえないのはある意味損かもしれませんが…個人的には乗り心地を殺したくなかっただけに大満足。
ご希望の方、いつでもIsoyan号にご試乗ください。要予約で(w
■形状:前後車高調整式ダンパー/スプリング直巻/前後減衰調整可能
■材質:スチール(Isoyanプロトはアルミ)
■ダウン可能幅:20-30mm
■装着可能バネレート:2-20kg/mm
■バネ/シム/ピストン/サブタンク等殆どのパーツ仕様変更可能
■価格:205,000円(予価・取付費別)
との事です。とりあえずスペック説明はこれ位で。
さて、何故他社製品より価格が高いのか?という質問がよく寄せられます。これに関して開発担当者に質問してみました。…その回答は何とも興味深いものでしたのでバッチリ掲載させて頂きます。
■ダンパー筒内の仕上げが完璧
→社外市販品ダンパーの多くがダンパー筒内の表面仕上げがあいまいで幾ら減衰調整を行ってもしっかりとセッティングが出ないとの事。筒内処理が少しでも荒いと動きの正確さが損なわれてしまうから。その点Aragostaの筒内仕上げは半端じゃなく素晴らしいそうです。分解していないのでどんなものなのかはわかりませんが…
■シェルの生成方法に技ありッ!
市場には多数のダンパーが出回っています。そのダンパーのシェルケースの生成方法もそれぞれ違ってきます。
まずポピュラーなのが「電縫方式」。これは鉄の板を丸め接合部を文字通り電気で溶接して筒を作る方法。○ヤバや○ックスの廉価ダンパーがこの生成方法を採用しています。メリットは何と言ってもコストダウン。約1,000円/1本程度で生産出来ます。
次に冷間引抜方式。これは有名処○ルシュタインが採用しています。こちらは元になる大きな筒を押し込む力と引く力で精製する方法。前出の溶接より強度が保たれる事は説明せずともお分かりになるかと思います。こちらは2-3,000円/1本程度。
Aragostaの場合、冷間引抜に更にハードアルマイド加工を施します。これにより更に強度が増します。しかしコストが上がり1本当たり「万単位」で掛かってしまいます。
説明する必要も無いかと思いますが…街乗りであれば電縫管方式を採用したダンパーでも事足りるでしょう。しかし峠を攻めたりサーキットを走るのであれば少なくとも冷間引抜方式を採用したダンパーの方が絶対的アドバンテージがあります。ただ単に車高を落としたいだけなのでしたら電縫管方式で十分です。むしろバネ交換だけでよいでしょう。
また電縫管方式ダンパーはオーバーホールが不能な場合があります。大体2年程度で一度OHをするのが好ましいと考えると廉価ダンパーは約3年程度の寿命と考えた方が良いかと思われます。
Aragostaの特徴はこの他にも目に見えづらい部分のパーツをケチっていないという事でしょうか。その為他社製品に比較してしまうと価格が高くなってしまいます。しかし、長い目で見れば決して高い値段では無いかと思います。長く使える、性能も良い…高級品ならではの良さを味わってみては如何でしょうか?
ちなみに現在開発中のAragosta-Eは完璧なサーキット志向ではなくMINIにワンランク上の乗り心地を与える方向で進んでいます。普段はキビキビしていて不快では無く他社のダウンサスや車高調からは考えられない程乗り心地をキープしています。それでいながら限界点は大幅に向上。サーキットも走行会レベルなら十分に対応出来るように仕上げ中です。某セールス氏も「差がわからんね。てっきり純正のまんまかと思った」とコメント。交換したという事を歴然と味わえないのはある意味損かもしれませんが…個人的には乗り心地を殺したくなかっただけに大満足。
ご希望の方、いつでもIsoyan号にご試乗ください。要予約で(w
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