以前から噂になっていたMINI SAVがついにパリモーターショーでデビューだそうです。と、言ってもコンセプト版ですけど。。。まさかR56コンバチよりコッチが先に来るなんて。あまり興味の沸かなかった1台ですが…この1台には今後のMINIの方向性が詰まっているらしいので気にしないわけに行かず。
今回のコンセプトは『4×4×4×4』。計算したら256。…って256は全く関係ないです。この4つの4の意味は、4ドア・4WD・独立4座・全長4mという意味だそうです。個人的には…やっぱり一番気になるのが4ドアというところでしょうか。Clubmanがベースになっているようですが、こちらは4枚の『常識的なサイズ』のドア装備。でもなぜか後部左右ドアの開き方が異なるようで、左ドアがスライド式・右ドアがスイング式になっています。市販版はふつうのスイングドアになるんでしょうかね。リアドアはClubmanの観音開きではなく、何故か片開きドア。そのほかの外観を見てみると、顔つきはR56コンセプトだった『MINI Conceptシリーズ』によく似た感じですが、屋根は微妙に丸型になり、ケツまわりはハッチにもClubmanにも似ていない独特のスタイル。これが今後のMINIの方向性なのかどうかはわかりませんが…まだ目が慣れないのかどーも奇妙奇天烈にしか見えない。。。
室内に目をやると、独立4座シートに目がいきますが、注目なのがセンターメーター。『MINI Center Globe』と名付けられたソレは見た目まさに地球儀そのもの。3D表示ができるメーターで、この中にスピードメーターやナビゲーションシステムなどが納められているようです。うーーーーーーん。。。また、4座シートの中央・センターコンソール部分にはレールが敷かれており、この上にスライド式のカップホルダーと机が設置されているようで。…これら全部、市販時にはありえない装備ばっかり。ってこういうConceptって今まで何度も出してるから何ら不思議じゃないけど。
さて、じゃあこんなヘンテコがなぜ注目なのかというと…どーもこのMINI SAVをベースに4ドアFFハッチバックが製作されるという噂があるからです。その名は『MINI MAXI』だそうな。今のMINIのサイズがイイ、むしろもうちょっと小さくなってもイイと思う私にはこれ以上デカいMINIの必要性が感じられませんが…ダウンサイジング時代ですからそういったクルマも需要があるんでしょうかね。でもソレってもはやMINIとは名乗れない(以下略