クルマ弄りしようと思ったとき、ディーラーやショップに出して…ってことが出来ない貧乏人には欠かせないのが整備マニュアル。って書くと語弊タップリだから、言い方変えて『何でも自分でやってみたい!と思う知的好奇心が強い人』には欠かせない整備マニュアル。…私の場合は前者ですがw
MINIの整備マニュアルは書籍だとコレとコレコレなんかがありますが…私の場合、BMWディーラーで使用されているTIS(Technical Infomation System)を使用しています。で、今まで使用していたのは元MINI乗りの某氏からゴニョゴニョしてもらったやつで、2002年2月日本語版。でもこれには超初期型R50のONEとCOOPERの情報しか載っておらずちょっと不便。'02年式と'03年式の差は微々たるものではあるんですが、足回り関係は何気に結構違うのでその辺を弄るとなるとちょっと問題アリ。それに加えて、今後R52/53系やMU後モデルの部品を流用しようとした際に、年式によってパーツが異なる部分が結構あるのでそれらを理解しておかないとちょっと困る場面もあるよなぁ〜と思ったり。
ってことで、思い切って新調しました。
今回手に入れたのは2006年7月版。R50/52/53は全ての情報が、更にBMWは比較的新しいE90シリーズなんかも収録されています。ってBMWのほうは持っていても意味ないんだけど。ただし、前出の02年2月版と異なり…こちらは英語版のため説明書きは当然全て英語。。。平たい英語で書かれているので一応さらっと読むことはできますが、ところどころは辞書片手に読まないとダメ。英語できない君で悔しいばかりwちなみに日本語版の最終版は前出の02年2月版だそうで。何故、英語版は最新の情報が収録されたやつがあるのに日本語版はないんだろう?って考えちゃいますが、恐らくは流出(以下略
肝心の中身に関しては部品の脱着情報だけに限らず、不具合対処情報も掲載されています。さら〜っと見てみたら、MINIオーナーは結構な確率で悩まされているであろうカチカチ・カタカタ系異音の対処方法なんかが掲載されていたり。また、期待していた年式によるパーツの違いなんかもちゃんと掲載されていて、こんなパーツが違うのか!と驚くこと多数。情報量が半端ないので…ゆっくりチェックしていこうと思います。
ついでに、EBAというものも入手。これはレトロフィット(古い年式or下位グレードのモデルに新しい年式or上位グレードの装備品を装着すること)向けの情報がPDF形式で収録されたもの。残念ながら日本国内市場ではMINIレトロフィットパーツが少ないし、そもそもONEですらかなりの充実装備だからあんまり意味ナシ。ついでに言えば、同じ内容はMotoringFileに掲載されているから…結局ムダになったわけでw
また、ETK(パーツリスト)も手に入れましたが、こちらは何故かMINI用パーツ情報が収録されていなかった。。。BMWの最新パーツをチェックしてもどーしようもねぇしなぁ。ちなみにこちらもネットでどーにかなるので、わざわざETK手に入れなくてもOKでしょう。
本当はこれらに加えてWDS(配線図)があれば怖いモノナシなんですけど、ETKと同じくWDSもBMW用とMINI用が別になっているようで、今回は手に入れられず。今後はオーディオや電源配線周りを中心にちょっとずつ弄りたいなぁと思っているので…いつか手に入れようと思ってます。
話はTISに戻る。今回新版を手に入れて一番驚いたのが、そのデータ量の多さ。確かに収録モデルがどんどん増えているからしょうがないんでしょうが、以前はCD-ROM1枚で済んでいたものが今やDVD1枚。そんなもんだから…PCにフルコピーインストールしようとすると平気で1時間オーバー。。。インストーラー自体がWindows95時代の古いInstallshieldなのもダメなんだろうか?とにかく遅い。更にTISのプラットフォーム自体がWindows3.1時代かよ?と思える位に古いのでとにかく読み込みが遅い。出来ればインストールする内容を車種別に選択できるようにしていてくれればなぁ〜と。なんて思いつつ、TISは基本的にBMWディーラーのメカニックが使うことだけしか考えられてないんだからそんな工夫する必要ねぇんだよなぁw
一番重要な問題。これらのツールはWin用=Macは動作不能。今メインで使ってるノートPCはiBookなので…帰省時はDVDメディア持っていって→どっかのPCにインストールしないとダメなんだよなぁ。実家にPCがないのでどこかに行ってインストールしなくちゃ。また長時間インストール待ち地獄を味わう羽目になりそーです。