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購入当初は通勤快速としてたっぷり乗ってやろう!と思っていたのが…会社からの命令で自宅から遠方へのJR特急移動が増え+週末もガンガンドライブ行くぜ!と思っていたのが…チャイルドシート積載の都合もあり、JCW、さっぱり乗っていません。未だに10,000kmを突破しない総走行距離を見るにつけ『うーん、いっそのこと・・・』と思う機会も多くなりつつ。

さて、そんなJCWを乗り続けている中で気になっているポイントのひとつに、ダウンシフト時にオートブリッピング機能があります。どのドライビングモードを選んでもオートブリッピングはOFFはならないので、『まぁそういうもんなのか』と思い2年近く乗っておりました。で、先日、ふとDSCを全解除したときにふと気がつく。

『あ、オートブリッピングもOFFになってる!!』
・・・今更知りましたが、これで機能OFFになるようです。

しかしながら、ずーっとオートブリッピングに慣れきったMT生活をしていると、いざこれが完全OFFになるとシフトショックでギッタンバッタン。思わず『ああこんなにヘタクソになったのか』と自分自身にガッカリするレベル。オートブリッピング慣れ、恐るべし。
気になったので、調べてみました。
この機能はMINIのMTモデルにはONEからJCWまで全てのグレードに装備されているようです。それから本家BMWのMTモデルにも装備。他社のモデルでは、最近発売されたトヨタのカローラスポーツや、ホンダシビックTypeRあたり。世界初搭載は現行日産フェアレディZだったようです。って調べてみたら34Zにそんな機能が搭載されていて、殊の外評判がよろしくない、って話も聞いたことがあったな・・・。

ただ、この機能をOFFにする方法が『DSC全解除』しかないってところを見るに、機能ONが当然でそれで乗りなさい、という開発からのメッセージのようにも感じます。
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ところで。
前出の『MINIドライビングモード』についても触れてみようかと。
私の場合、普段乗りは9割方MIDモード、たまにマフラーをバホバホバンバン言わせるためにSPORTモードを使用というのが常。GREENモードはパワー感なく思ったほど燃費向上しないのでほぼ封印状態だったのですが、これまた、なんとなく使ってみたところ、今更ながら気がついたことその2

『エンジン音が静かになる・・・』
気のせい、レベルではなく、明らかに別モノに乗り換えたぐらい静か。

普段から音楽なりラジオなりを再生しながらのドライブがお決まりなので、変化にさっぱり気がつきませんでした。同時に、ひとつの疑問。モードチェンジでDMEマッピングやパワステのアシスト量、マフラーフラップの制御が変わったりするんでしょうけど、そもそもエンジン音が変わるってどういうことだ?と。

これまた調べてみました。
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↑正体はコレ。Active Sound Design

薄〜い記憶を辿ってみれば、2010年にこんな発表してたよな。まさかコレ大マジで開発している代物だとは思わなかったわ・・・。元々の発想は、当時MINIに搭載するディーゼルエンジンの音がエンジニア内で『ショボい』ということになり、だったら擬似的に音鳴らしてしまえ!という、内容的にはエイプリルフールネタか?と思ってしまう発表だった代物。それが時を経て、F系統のMINIに本格搭載されていたようです。ついでに言えば、本家BMWでもMモデルを中心に採用が進んでいる模様。確かにあちらのクルマも最近はV8やV10のNAエンジンじゃなく、直6ターボだったりするもんなぁ。

逆のアプローチ(BOSE AUTOPILOT=ノイズ打ち消しのための逆位相音発生装置)は以前から実用化されていることは知っていましたが、まさかこのアプローチがあるとは。ちなみに、この疑似エンジン音ギミックはBMWだけでなく、Peugeotのディーゼル車でも取り入れられているとな。

世の中、進んだなぁ(遠い目)

疑似音が流れていると気がついてしまった現在、JCWに搭載されているB48A20Bは思いのほか物静かだけどパワフルなエンジンだったんだなと再確認。だって、このエンジン音なのに225i Active Tourerに積まれているとはにわかに信じられなかったもん。ずいぶん騒々しいファミリーカーなんじゃね?と常々思っておりました 笑


ちなみに、BMWのサウンドデザインに関する動画がありましたのでご紹介。こんだけ専門的にやってるメーカーって他にあるのかしら。Gong音に関しては、コーディングで変更できるようなので、MINIなのにRolls-Royce化できるようですが。