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前回の続き

相方さんのクルマ選び開始まで遡って記事にしてみます。
まず、そもそものお話しですが…相方さんは今回のクルマは『初めてのマイカー』ということを付け加えておきます。その上で記事を読んでいただけると、いかに『ヲイカレちゃった』様かがお判り頂けるかと 笑

当人はもともとあまりクルマに興味がない人種。その一方で、仕事柄さまざまな車種(レンタカー)に乗る機会はあるものの、「Cから始まる国産大衆セダン」もフィットもインプレッサもさほど『差がない』と考えていた、というよりは無関心だったお方でございます。

ある日、腕をビーンと伸ばしたドラポジ(当人曰く「楽だから」)を正しいドラポジで座ることを教えたことをきっかけに、いつのまにやら前出の「”カ”からはじまる大衆セダン」がいかにショボいかがよーくわかったところからヲイカレていったもので。ま、その例のカローラ(言ってる 笑)なんですが、装備がケチりすぎており、今どきテレスコすら装備されてないもんだからまともなドラポジが取れないクルマなんですけど。。。
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(http://www.gooworld.jp/impression/PEUGEOT/308CC/ より拝借)

■検討候補1 PEUGEOT 308CC(※中古)
え?まさかこれからスタート??って思うチョイスですが、当人曰くは『日常とはかけ離れたクルマを』というテーマだそうで。

いやホント、離れすぎでしょ 笑

なんて思いつつ、なかなかよく出来ている感。しかし既に新車販売は終了。ということで、PSA系ディーラーの中古車で発見した個体は、308シリーズデビュー時(2009年)に輸入された『グリフ』というグレードでした。

スペック的には当時Peugeotの標準的なモノ。1.6L 156psの御存知プリンスエンジンに『AL4』と呼ばれる古典的な4速ATが組み合わされたモデルでした。(※この年式より後のモデルは6速ATに換装されてます)

特徴は何と言っても電動メタルトップ。206ccから始まったメタル屋根開きPeugeotの歴史ですが、308CCがデビューした後に『RCZ』が登場し、以後CCモデルは終息に向かってしまい。やっぱり4座でがばっと開くクルマは国産じゃほぼないし、やっぱり今でも奇異な存在に思えます。

しかもその個体、グリフの中でもレアなインテグラルレザー仕様!端的にいえば、室内がほぼ全面革張りになっている豪華な設え。こんなのスーパーカーじゃないとお目にかかれない!と感動すら覚えます。
検切れで試乗はできませんでしたが、値段も手頃で、個人的には意外と『アリかな?』と思う1台でした。…が、なんとなーくメタルトップの動きが心許ない(ちょっとお疲れ?)のが気になり、あまり評判のよろしくないAL4ミッション含め、将来的なコストが頭にちらちらと浮かんだところで検討終了。

208
■検討候補2 PEUGEOT 208 Allure
2台目は同じくPEUGEOTの208。先日はGTiをネタにしましたが、こちらは「ごくフツー」の208でございます。検討するまであまり知りませんでしたが、208シリーズは年式によるグレードやエンジンミッション、果てにはドア枚数(!)の変遷が激しく、ガラッとラインナップが変わるという特徴(混乱?)があるようで。丁寧に調べたら同じグレード名でも年式によってトリムレベルが全然違うクルマだったり。で、今回検討したのは最新型の新車うち上位モデル。

現行車はグレードによってエンジンやドア数が変わるといったことはなく、GTi以外はすべて5枚ドア仕様となり、新世代1.2Lターボエンジン×6速AT(または5速MT)の組み合わせになっております。
208
こちらは新車だったので、試乗も実施。乗りこんでみると、非常にやさしい座り心地のシートが控えており、それに加えて、やたらと小径で楕円なステアリングホイールと、その小径ホイールの上からのぞき込むメーターという設えはかなり特殊な雰囲気。エンジンとパワートレーンは新世代小排気量ターボにトルコンATなだけあって、なかなか良い感じ。足回りは設えがなかなか適切で、街乗りレベルではほぼ不満なし。

一方で気になるのは『ノーマル状態』でインパネセンターにどーんと鎮座しているモニターがただのディスプレイオーディオ(+オンボードコンピューター)だということ。ナビ機能を搭載したいのであれば、高額なディーラーOP(Pioneer 楽ナビベースのもの)が用意されています。
が、あくまでも前出の機能画面をナビ画面に『切替』できるだけで、システムに統合されるわけではない、ということ。全体的にはイイクルマなんですけど、ナビまでしっかりやると、ちょっと高いね。。。

C3
■検討候補3 Citroen C3
そうこうしているうちに、興味はライオンさんから歯車さんへ移行 笑
DS3の兄弟車、C3です。中身的にはほぼDS3と同じなのですが、ドア枚数以外に大きく異なる特徴が『ゼニスウィンドウ』と呼ばれる、大きくルーフまで食い込むフロントウィンドウです。これがなかなかの開放感!前出の208も仕様によってはグラスルーフがチョイス出来ますが、通常のクルマで言う『サンバイザー』部はフレームが入るので、ゼニスウィンドウほどの開放感は得られません。
C3

で、ほぼほぼC3に決まり!というとこまで来たのですが…モデル末期のためか、はたまたやる気がないのか、グレードの絞り込みに伴う装備簡略化が成されており、欲しい装備が全て揃う仕様は既に販売終了ということが判明。…うーんどうなのよ?と。

具体的には、ExclusiveとSeductionというふたつのグレードがあったのですが、それが『Seduction Leather』と呼ばれるグレードに一本化。シート表皮はレザーになり、内装はパッと見立派になったものの、実はそれに合わせてオミットされた装備がちょこちょこあるという。わかりやすい機能削除としてはオートワイパーやオートライト、自動防眩バックミラーなど。で、一番ガッカリした装備廃止が『Hi-Fiオーディオ』というもの。C3の標準は4スピーカーなのですが、Hi-Fi仕様は8スピーカー!もうそれ聞いただけで買う気ダウン。

一方で、レザーシートにさえこだわらなければ、比較的年式が新しい中古モデルを買えばよい、という話になりまして…ディーラーが持ってる認定中古車のタマ探していたところ、ちょっと変わったヘッドライトを装備したDS3を発見した、というのが至る流れ。