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以前の記事でちらっと触れた件について。

JCWを購入する4ヶ月前までさかのぼる。
色々あって、相方さんがとんでもないクルマを買ってきました。
まさかの、Citroen DS3でございます。

特徴的な部分から触れるとして、
ざっとパワートレインのスペックをば。

エンジン:1.2L 3気筒「Puretech」エンジン
ミッション:5段シングルクラッチ「ETG5」(AMT)
という組み合わせです。この組み合わせ、スペック的にはあまり見所のないような凡庸さなのですが…これで驚くほどに良い出来なのです。
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と、いうのも、この新世代PuteTechエンジンが搭載される前のPSA製コンパクトカー(Peugeot 207・208やCitroen C3・DS3の2014年モデルあたりまで)には、第2世代のMINI乗りにはお馴染みの1.6L「プリンスエンジン」が搭載されておりまして。

当然、さほど驚く燃費性能ではないのは周知のとおり?ですが…今回の新世代1.2L 3気筒エンジンの最高出力はたった82馬力でトルクも12.0kgmしかないはずなのに、とてもすごく軽快に走ります。その大きな理由は「小さく軽いエンジン」だからというとこかと思います。具体的な重量データはありませんが、旧来の1.4Lエンジンより20%以上軽くなっているようです。それを差し引いても、エンジン自体が町乗りレベルであればスペック以上の性能を感じさせてくれます。

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それに組み合わされるトランスミッションは、シングルクラッチ式2ペダルMTの「ETG5」ミッション。それまでの同車は旧来の(伝統的な)4速ATでしたが、こちらもエンジンに合わせてブランニュー。自動クラッチMTといえばイタフラ系ではお馴染みのスペックではあるものの、CVTやトルコンATが全盛の日本に於いては、その『加速が一寸途切れる』変速時のクラッチ操作が故に、腕に覚えのある人が『クラッチレスMT車として』乗るにはちょうど良いけど、ねぇ…というものでした。

しかしこちらは、1速→2速変速時のおっとり感はまだ残るものの、おおむね初めてAMTに乗る人でも難なく乗りこなせるレベルに仕上がっています。で、さらにいえば前出のエンジンとこのミッションの組み合わせが、妙にダイレクト感が強く、非常にクルマのキャラにマッチしている、というところ。

と、ベタ褒めですが、
実はもうこの組み合わせを新車購入することはできません。。。現行車のパワートレーンは、1.2LターボPureTech(110ps)に6速ATの組み合わせというフツー?のモノに変更されてしまいました。現行モデルも試乗しましたが、個人的には6速ATのスムーズさも『アリ』なんですが、こっちのほうが好きです。

長い前置きはこれぐらいにして、次回は至るまでを綴ります。