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また友人COOPER Sを借りた話。

と、言っても…今回は彼が駐車場のないヘアサロンで髪を切っている1時間のあいだだけクルマを預かっていただけの話なんですけど、前回とひとつだけ違う部分が。それがタイヤです。

この時期の北海道は…当然のことながら降雪路面の時期。というより札幌市内は氷雪路面と言った方が正しいというぐらいの状況。やっぱり北国都市部の道路は状況がひどい!しかも、昨シーズンの路面はまだマシだった。例年より暖かく、雪が少なかったからか、結構路面が出てる日が多かったんです。でも今年は…何度かドカ雪に遭い、さらには除雪予算の縮小により綺麗に除雪してくれなくなったようで…幹線道路ですら酷い路面。しかも札幌って、あんま融雪剤(凍結防止剤)撒かないのね。

で、こういうときこそ…スタッドレスタイヤの性能が重要になります。

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前置きが長くなりすぎ感。本題はCOOPER Sのタイヤが『BLIZZAK RFT』だったんです。ま、RFTって聞けば、もう『ランフラットタイヤ』しか思い浮かばないですね。。。思い起こせば昨年、彼がMINIを購入した際にセールスマンに唆されて、というか…『コレが標準ですから(キッパリ』的な感じで売りつけられてたよーな記憶。それに結構エグい値段だったぞ?

ブリヂストン製ランフラスタッドレスタイヤの存在は知っていましたが、実際に装着している車両はかつて1度も見たことがありませんでしたし、実際問題『コレ、本当にスタッドレスしてんの?』と思っていたのがホントのところ。っつーことで、借りたからにはしっかり見極めてやろうと思い、あえて路面状況の悪いところを軽〜く運転してみることにしました。

まず、驚いたというか『へぇ』と思ったのが、意外と普通にスタッドレスタイヤ性能アリ。『当然だろ』ってツッコミが入りそうですが、先入観として、サイドウォールが強化されている=全体の剛性が高いのにスタッドレス特有の弾力性を持ち合わせているよーな気がしないと思っていたんです。ところがどっこい、コイツはフツーに凍結路面も圧雪路面も難なく走ります。直接比較は無茶ながらも、たまたま実家のミニバンがBLIZZAKの最新タイヤ『REVO GZ』を履いていたので…それを思い出しながら運転してみても落胆するほどではありません。まぁ、あちらの方が性能は高いのは『当然』ですけど。つーか、大差あるなら販売できねーだろってツッコミ(以下略

ただ、やっぱりというか、当然というか…タイヤが固くて重いので乗り心地は相変わらず最低です。フツー、スタッドレス履くと特有の柔らかさ故に乗り心地がゴムっぽくなり→乗り心地もある程度よくなるとこなんですが、コレの場合、ほとんど差なし。心なしか『柔らかい?』と思わせるだけで、やっぱりどうして夏タイヤと同じく終始突き上げドカーンの連続。。。あと、意外というか…え?と思ったポイントが、タイヤのスピードレンジがQ(最高速度160km/h)のままなんですね。あれはてっきりタイヤ自体の柔らかさ故にQレンジだと思っていたんですけど、パターンの問題なんだろか。ちなみにノイズも通常のスタッドレスと大差なくうるさいタイヤです。

個人的な結論として、普通のスタッドレスに比較してコイツは結構高額ですし、夏タイヤと同じくランフラにする利点よりも失うモノのほうが大きすぎて残念ってのが正直なところ。何で友人はわざわざコレ買ったんだろ?wでも言い方変えれば、ランフラのスタッドレスは走行性能的に市場に出しても何ら問題ない、ちゃんとしたスタッドレスタイヤだったということを知れたのは収穫かしら。

しつこいですが、自分なら買いません。。。買うならX-ICE XI2かな。