Pioneer AVIC-VH9000

ガソリン価格がどんどん高騰し…クルマ関連の出費が嵩む今日この頃。その煽りをモロの食らうのはクルマ関連パーツの売れ行きなんではないでしょうか。そんなご時世?に、Pioneerから新型サイバーナビが発売されました。

今回は型番が9000番となりフルモデルチェンジ。筐体が新しくなりました。スペック的にはもう飽和状態なのかそれほど大きな進化はありませんが、1DIN+1DINモデルのVH9000と2DINモデルのZH9000が地デジ・ワンセグチューナーが標準装備になりました。もはやコレは「当たり前」になりつつあるんですね。2011年ももうすぐ…だし…My MINIのサイバーナビはずーっとアナログTVですがw更にワンセグのタイムシフト再生も可能になり、視聴チャンネルを10分間遡ることが可能になったようです。

サイバーナビの利点であるHDD取り外し機能(ブレインユニット)も進化し、MINIにはあんまり関係が薄い2DINモデルがブレインユニット対応、更に今までデカかったリビングキットが小型クレードルタイプに。また、今まであったミュージックサーバ機能に加え今度はビデオサーバ機能が追加。PCで専用ソフトを用い映像ファイルをDivX規格に変換・転送できる仕組みに。4年前は、どーせHDDあるんだったらこの機能付けろよなぁ〜と思ってましたが…今やiPodで映像見られるからあんまり恩恵感じないですが。しかもサイバーナビは以前からVideo iPodに対応してるしね。細かいこと言えば、いちいちDivX規格に変換するのは容量的に利点あるんだろうけど…MPEG4やH.264方式もサポートしていてくれれば変換ナシで便利だったのに。今後の改良で実装されそうな予感。

リビングキット関連で『羨ましい!』と思ったのが、3年間地図無料更新機能。これはHonda Internavi Premium Clubがずーっと前からやっていたサービスですが、この便利さがついに後付けナビ業界にも。やっぱりカーナビの意義を考えたら、地図の新鮮さは当然求めたい要素。今までもリビングキットを介して手軽に更新することはできたけど、これからは更に3年間タダで更新出来るっていうのはすごく大きいことに感じます。ウチのも毎年更新キットが出るけど、1回2万円も取られてさらにいちいちPioneerにHDD送らなきゃならないからね。バカバカしくて今まで1度しかバージョンアップしてないですw

便利な機能としては、マルチ検索機能が追加。ネット検索のように、適当なキーワードを入力しデータベースを検索してくれる機能だそうで。これ…考えようによっては便利かもしれない。ウチのナビは名称別、ジャンル別、周辺検索といっぱい検索機能がついてるけど、どれ使えば最短でカンタンに検索できるのかいっつも頭悩ますからなぁ。しかもこのマルチ検索、検索結果を五十音・距離・ルートサイドで並び替えもできます。検索エンジンのデキが気になるところですが、今までのむず痒い検索から考えれば便利でしょうね。

さて、サイバーナビの真骨頂となったスマートループ機能に関しては、駐車場混雑予想機能が追加。コレはイイ。VICS情報による駐車場混雑案内だけだと…事前に予想がつかないからね。ますます抜かりないと思います。またスマートループを使用するためには欠かせない通信インフラ面も、今までの携帯電話接続に加え専用の定額通信モジュールが用意されました。WILLCOM回線を使用し、気になる通信費は月額525円〜の従量タイプと1,050円の定額タイプから選べるようです。うーん。都市部在住の頻繁にクルマを運転するユーザなら恩恵を預かることできそうだけど、地方在住or週末ユーザは今まで通り携帯使った方が安上がりかも。

とまぁさら〜っと紹介してみましたが…個人的に残念なのが…ついにオンダッシュモニターモデルがラインナップ落ち。ついに来ましたか。以前から色々と紆余曲折ありましたが結局無くなってしまいました。オンダッシュ派としてはちょっと残念。5年前のカーナビと比較したらもう雲泥の差、あまりの機能充実っぷりにもう喉から手が出るほど欲しい!と思うんですが…価格は当然30万円台後半。やっぱりこのご時世、クルマにこんな出費できないです。抜かりないスマートループ機能は羨ましいけど…こんな高級カーナビ到底ムリっす。と思っていたら…もうひとつ朗報が。

Pioneer AVIC-T10

あのAir naviが復活!Air naviは以前借りたレンタカーに装備されてて…その時は『ああこれやっぱりいいけど…登場する時代が早すぎたんだろーなぁ』と残念感タップリだったカーナビだったんですが…。復活した新型はどーなのか?

まず、基本コンセプトから大きく変わり、今流行のPNDタイプになりました。PNDといえば、今まで高級品だったカーナビを簡易的な案内機能で廉価にしたモノですが…ついにこの分野にPioneerが殴り込み。しかもただの殴り込みじゃなく、スマートループ&定額通信という武器を装備。初代Air naviには無かった通信の使い方ですね。それに加え、定額通信ありきで開発されているだけに非常に凝ってるなぁと感じさせるのが…携帯と同じようにカーナビでメシ屋やショッピングエリア、タウン情報、さらにはガソリン価格情報などいろいろなドライブ情報を取得できる専用サイトが用意されていることでしょうか。まぁ自宅にパソコンがあって、ドライブは前日からしっかりプランを練る人にはこんな機能要らないかもしれませんが、突発的ドライブが好きな人間にはこれは凄くイイ機能に感じますw

一方、退化?したなぁと感じさせる部分は…初代は地図データを全てサーバから通信で取得していたのが、新型は本体内4GBフラッシュメモリに内蔵されているということでしょう。ってことは常に最新の地図データが使えるというAir naviだけの利点は無くなった訳で。うーーーーん。残念。。。地図のバージョンアップはサイバーナビ同様USB接続でPCから行うorSDメモリーカード経由になるそうです。うーーん。…やっぱりこの退化は非常に残念だなぁ。

通信機能はソフトバンク3Gのインフラを使用し、HSDPAで最大3.6Mbpsだそうな。通信費も月額1,029円〜最大2,079円の定額制。データ通信という点で携帯に当てはめて考えればかなり安い部類かと思いますが、前出の通り地図データのやりとりを行わず、スマートループとドライブ情報の取得しか使い道がないことを考えれば…その意義がなんとなくぼやけている気も。ちなみに初代と異なり、新型は通信機能を使用する・しないを選べるので、ただのPNDとして使いたい人には良心的かも。でもコイツをただのPNDとして利用するのは…ちょっともったいないよな。

本体自体は5.8インチのVGA液晶にワンセグ・Bluetooth(携帯ハンズフリー)搭載、電源はシガーライターとPNDの基本+αを完備。サイズ的には一般的なPNDよりかなり大きいです。また、オーディオ機能はスピーカーを内蔵しているぐらいしか用意されていませんが、音声外部出力が用意されているので純正ヘッドに接続すれば問題ナシか。また、測位機能も本体にGPS・ジャイロ・加速度センサー内蔵の他、別売の電源キットに車速パルス信号を取る配線が付属しているようです。

個人的には、よくよく考えたらコイツは名前が同じなだけで初代Air naviとは似て非なるモデルなんだと気がついてしまったわけで。。。初代Air naviの失敗がちょっと残念な方向に生かされちゃったような気もします。でも新型サイバーナビよりこっちの方がかなり見所も魅力もあるなぁという気がしました。しかも価格が7〜8万円ぐらいだということなので…スマートループはすごく魅力だけど別に車内でフルセグ放送やDVD見れなくてもイイって人にはコレはかなりアリな選択肢なんじゃないでしょうか。その反面、もうクルマには金をかけられない時代になって、こういう選択肢しか無くなるのかなぁと思うと…若干寂しさを感じたりもしますが。ガソリン安くならねぇかなぁ〜w