MINI COOPER Clubman

今日は春一番が吹き荒れた1日でした。神保町まで行く道中、激しい強風に見舞われ…ナンボ漕いでも前に進まないし、砂埃が激しく目と鼻を襲うし、道は倒れた放置チャリンコに段ボール、ゴミ箱…もうヒドイ状況でした。さて、神保町からの帰り道の途中に通りかかったMINIディーラーをふと見てみると、COOPER Clubmanの試乗車が!ってことで…早速Clubmanを試乗してきました。

試乗車の仕様はATのCOOPER。オプション装備がほとんどない素に近い状況の個体でした。ODOメーターを見るとまだ300kmそこそこしか走っていない新車。ま、配車されてきたのはここ最近でしょうから…当然ですかね。ハッチバックのR56 COOPERは1年前に借りて乗りましたが、それと比べてClubmanは重量の増加やホイールベースの延長がどうなっているのかが気になるところでした。

結論から言えば、COOPER Clubmanはハッチ版と大差ない性能でした。遅くなってるのかと思ったらそーでもなかった。厳密にタイム比べたら遅くなってるのかもしれないけど、大差ないでしょう。ハンドリングは若干反応が遅くなったかな?と思ったりもしましたが、それよりもホイールベースが延びたことで安定性が増してるような感覚があります。乗り心地に関しては、驚くことにすごく良くなってました。これもホイールベース延長の効果?まぁ…デビューから1年経過してますから、細かいランニングチェンジが施されているかもしれません。ついでに、観音開きドアになったことで見づらくなったと思っていた後部視界ですが、意外とそんなに気にならないレベルでした。ピラーが気になると言えば気になりますが、慣れれば全然OK問題なしかと思います。

総じて、ハッチ版よりも後部座席の空間が乗用に耐えられるレベルに広がり、荷室が大きくなっていることを考えたら…このClubmanは凄くイイクルマに感じます。鈍なハンドリングも、MINIとは思えない乗り心地の良さも、Clubmanのキャラにすごくマッチしている印象でした。それに、ハッチ版との価格差も驚くほど安いってのもまたイイ。これは…もう…ハッチ買う意味ない気が。。。外見、特にケツ周りは好みが分かれるところですが、好きならば絶対にコッチ買うべきか。

3ドアのワゴンって…かつて我が家族が所有したホンダ・アコードエアロデッキのイメージが強く残っています。普段は2名乗車、たまに4名乗車、それでいて荷物がたくさん積めるクルマ。んでもって、5ドアワゴンのよーな実用一辺倒なニオイを感じさせないクルマ。現代にはこういうクルマってほとんどない(VOLVO C30ぐらい?)だけに、やっぱりこのキャラは凄くイイと思います。