東京スペシャルインポートカーショー ロゴ完全『個人的趣味』によるレポート&感想。

Porsche 997
Porsche 997
Porsche Cayman S

まずご登場は…ポルシェ997型991CarreraとCayman Sです。やっぱりPorscheはかっこいいですねぇ〜。Cayenneの出品は腐るほどあったのですが、正真正銘のスポーツPorscheの出品は少なかったような気がします。911はいつか乗りたいクルマ第1位かなぁ〜(w

Porsche 962C

でもこーんなポルシェも。962Cというレースマシンだそうです。…すいません、あんま知識なし。古さを感じさせる外観ですが、速そうなイメージは今も衰えていません。

Ford GT / Chevrolet SSR
Ford GT / SALLEN S281
SALLEN S281
SALLEN S7

アメリカンスポーツ、元気ですね!特に目立っていたのはフォード系のスポーツカー。新型マスタングやFord GT、SALLENのスーパーカーS7が展示されていました。中にはDHGのFord GT-Super GT参戦マシンの姿も。…でも写真撮ってないや。。。

Corvette Z06
Dodge Viper / Magnum

じゃあ残りの『ビックツー』は?となりますが…Fordより台数が少ないもののちゃーんとこちらも展示されていました。黄色のChevloret Corvette Z06はルマンレースカー風のカラーリングを纏って登場!いやぁ実に実にカッコイイですねぇ。実物初めて見たんですが、内装も意外としっかり作られている感じでした。
シルバーのやつはDodge Viper RT。Viperと言えばアメリカンマッスルの真骨頂ですが…今回はあんまり目立たず端の方でヒッソリ展示されていました。これもまた実物初めて見たんですが、意外と小さく感じる。横に展示されている同じくDodgeのMagnumの方が大きく見える。。。

Chrysler 300C / Dodge Magnum
Dodge Charger / Magnum

さぁ、マグナムの話が出てきたので…こっちに参りましょう。今年のショーでよく見かけたクルマのひとつが『クライスラー3兄弟(※勝手に命名)』でした。本国アメリカでB系アーティストに大人気のChrysler 300C、そのワゴン版であるDodge Magnum、そして古き良きアメリカンマッスル復活版のDodge Charger。この手のクルマのお決まりは『エアロ・ウーファー・白か黒・大径メッキホイール』で…んまぁまさにアッチの影響ですね。ちなみに私、この3兄弟の中で一番好きなのはChargerです。なんつーか、いかにもなスタイルでキャラ明快!って感じで好き。でも白や黒のボディより、やっぱりいかにもなマッカッカのボディカラーの方がしっくり来るなぁ。

HUMMER H2
Caddillac Escarade

そしてそして…今回のショーで一番台数が多かったのがHUMMER H2。で、やっぱりコッチもB系の影響かどれもこれも『メッキ・エアロ・ウーファー・無駄な数の液晶・馬鹿デカイメッキのホイール、以下いっぱいあり過ぎるから省略』と似たようなクルマばっか。ホント日本人の若者は他国の猿真似しか出来ないね。っていいつつオマイも若者じゃねぇか!というツッコミはとりあえず置いといて。。。H2、ノーマルの状態ならすんごい好きなんですが、こうも弄られたヤツ見るとすんごく退屈。とりあえず白か黒のボディカラーにして・HIP HOPズンズン鳴らしてりゃそれでいいんだもん。

…没個性過ぎてダサい。
どうせなら奇抜な黄色いH2を選んで、もしくはわざわざオリーブドラフカラーに塗り替えて普通に乗りたいなぁ。

スワロフスキー30万個

今回の展示車両の中で一番目立っていたのがコレ。もう馬鹿!馬鹿杉!!ギラギラしてます、ギンギラギンさりげなくない位ギラついてます!目が痛いです!カメラで撮るとノイズ載りまくりです!…調べてみると、30万個のスワロフスキーが散りばめられているそうです。ここまでやってどーすんの。MINI×BISAZZAもビックリ。やり過ぎの典型例。でも、面白い。

所さんのF-150

これが今回、一番『カッコいいなぁ〜』と思ったクルマかな。知っている人ならこの色見ただけでピンと来るぐらい有名なこの1台、Ford-F150です。で、このクルマのオーナーは…所ジョージ。このF150はハーレーダビットソン100周年限定車を惜しげも無く艶消し水色に全塗装!しかも、塗装がちょっとヤレた風になっているところがまた凄い。凡人とはセンスが違いますね。このクルマはガレージライフコーナーに展示されていたのですが、やっぱりガレージと言えば所さん。これでも私、Daytona良く読んでます(w

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さてさて、個人的に今回のショーを勝手に統括。

まず…このショーの目指すモノがだんだんボヤけて来たんじゃないかなぁ〜と思いました。『インポートカーショー』と言う割に、出品されているクルマはラグジー系ばかり。輸入車で一番売れているはずであるコンパクトカー系の出品はほとんどありませんでした。(※かろうじてMINIがたくさんあっただけ)
これでは、誰の為のショーかわからない。お金持ち相手にショーするなら、わざわざこんな広い会場でやる必要がないと思います。大体、お金持ちはショーじゃなく直接ショップに行くからね。

また、ラグジー系が増えた結果…インポートカーショーには『あらっ?』と思うこともあるB系の方々が多数ご来場。決して『来るな!』『場違い!』というつもりは全くありませんし、むしろ来場者が増えクルマに興味を持つ若い人が増えるという意味では良いことなんですけど…その影でLotus等の『走り』を全面に出す輸入車にとっては『場違い』なショーになっている気がします。それが目当てだった私としても、少々肩身が狭かったです。
私はアメ車が好きなので決して退屈することはありませんでしたが、チューニングを見たい!と思って来場した人はきっとガッカリしたでしょう。そして二度と来ないでしょう。ラグジー系とチューニング系を別ゾーンにして明確に区分けするといった工夫も感じられず。ブースも位置分けにジャンルがなかったので、どこになにがあるか掴み切れず、見てまわるのに苦労しました。

去年は見に行かなかったので知りませんが、少なくとも第1回より金の掛かり方が増しているのも気になります。大手チューナーがブースを構えれば華やかさやショーとしてのレベルも上がりますが、それでは小さなショップや地味なショップが霞んでしまいます。どこのブースとは言いませんが、あれはやり過ぎ。まるでモーターショーのメーカーブースのようでした。
まぁショー=商売の一環ですから、儲かっているところが華やかにやるのは自由ではありますが…方や豪華なブース、方やクルマ1台、担当者ひとりのブースが混在しているなんて不思議過ぎます。完成され過ぎなショーを見ると、見ているコッチも妙に気合を入れなければならず、もはや第1回ショーの時の『肩の力が抜けた・手作り感のある・また来たいと思える・身近で興味深いショー』の姿はどこにもありませんでした。それはショーに出展している業者の顔ぶれを見ればすぐわかることで、第1回、第2回に出ていたショップが今年はいなかったというパターンも多々見られます。

主催者のポリシーがショーに反映されていないところも気になります。相変わらず、カメ子がいました。逆に言えば、キャンギャルを置くブースがあったということです。確かに『華』がいた方が盛り上がるんでしょうが、入口にデカデカと注意文が掲示されているのに中に入ったら普通にカメ子がいる!となると…『え?そうなの?…じゃああの警告文の意味は?』と思ってしまいます。まぁ全く居ないってのも『自動車ショーらしくない』のかもしれませんが、主催者がそれを理解した上でポリシーとして打ち出しているんなら最後までそれを貫き通して欲しい。こんな感じでまぁいっか的な姿勢だったとしたら、結局『何となくボヤけた感じ』になる。それが拭えないと『主催者は結局動員稼ぎ=金稼ぎなんじゃん、ウマいこと言っちゃってさ!プッ』と思われるんじゃないのでしょうか?公式ホームページに掲載されている声明文も、実際と照らし合わせると『???』の連続だし。

何だか批判ばっかりになってしまいました。でも『インポートカー』という言葉は、一番小さいSmartから一番価格が高いFerrari ENZOまで全てを指し示す言葉なんですから…見る方・展示する方・誰にでも平等であるショーで無ければいけないと思うのです。ラグジーあり、スーパーカーあり、チューニングあり、ドレスアップあり、規模大きい小さい・金あるない関係なし等挙げればキリがありません。最初にも触れましたが、もし今回のようなショーを展開するのなら…来年から名前を『東京インポートエキゾチックカーショー』にして、限られた人の為のショーにしたほうがいいんじゃない?(w)

その点から言えば、今回のショーは不満ばかりが残り、疲れて、最悪なショーでした。。。









…って批判するのは簡単なんだけど、実際に人をまとめたりイベントをマネージメントするのってのは本当に大変なことなんだよなぁ。。。主催者・出品者・参加者の皆様、お疲れ様でした。来年『こそ』期待しています!(w

東京 スペシャル インポートカーショー 2006