牛乳に相談だ北海道に帰省していた間、地元の世間話の話題は『生乳1,000トン廃棄』で持ち切りだった。でも残念なことに、それは関東圏にまで伝わっているのだろうか?と本気で思ったのでちょっと調べてみたら…やっぱりというか当然というか、あんまり知っている人がいなかった。

何が起こったのかといえば、朝日新聞の北海道版記事から。(結局やっぱり地方記事しかない臭い)
生乳、廃棄処分へ
2006年03月17日

 ■需要低迷で1000トン見込む /農業団体

 乳製品の需要低迷で道内で生乳が過剰になっている問題で、ホクレンなど道内の農業団体は16日、生乳を受け入れる場所がなくなったとして一部を廃棄処分することを決めた。18日から産業廃棄物処理業者に処理を委託する。処理量は現段階で千トンを見込んでいる。ホクレンなどが生乳を廃棄処分するのは初めて。

※本文はこちら
ま、簡単に説明すれば…本州圏の牛乳(飲用乳)消費量が落ち→本州生産の飲用乳がチーズやバター等の原料となる加工乳向けに使用され→元々本州向け加工用乳として出荷されていた北海道生産の生乳がダブつき→どーしようもないので廃棄 と、こんな感じ。

端的に言えば『お前ら牛乳飲め!』となるんですが…そーならないこのご時勢。お茶生産農家はペットボトル飲料の台頭による茶葉の売れ行き不振で頭を抱えているそうですが、それは我ら牛乳生産農家も同じで、お茶どころか塩素混じってない水を金払って飲んでる訳ワカラン方々のお陰で牛乳が売れなくなってしまったんですねぇ〜。(って言いつつ私もたまーにミネラルウォーター買いますけど…)

牛乳と言えば『太る』だの『腹下す』だの『口当たりが悪い』だのナンダカンダの言われていますが(概してマイナスイメージの方が多い気がする)、実際には牛乳飲んで太れたら『オマエマジ凄い!よくやった!感動した!』と言える位ありえない話ですし、体質によっては腹下すのは別としてこんなに体に良いモノを何故毎日飲まない!?と思う訳で。昨今、日本人の食事が欧米化して来て、朝はご飯に味噌汁に魚に納豆の純和風スタイルがパンに目玉焼きにベーコンに、って言うくせに…牛乳は飲まないってお前ら何か根本的に間違ってねぇか?と思うわけです。

…話は逸れましたが、残念なことに人の口に辿り着く事の出来ない生乳はただの『産業廃棄物』として扱われます。じゃあ牛から牛乳絞らなきゃいいじゃん!と言われそうですが、母乳が出るお母さんと同じで、乳牛も乳を搾ってやらなければ病気になるのです。ずっと前から減産や生産調整は行われてきましたが、詳しいことを説明すると物凄く長くなるので今回は省略。ともかく、手っ取り早い解決方法は『皆さんに毎日牛乳を飲んでもらうしかない』のですねぇ。

今、中央酪農会議が『牛乳に相談だ』なんてよく意味の理解出来ないキャンペーンを展開していますが…ともかくまずは牛乳が産業廃棄物になっているという事実だけは皆様には知ってもらいたいところです。

牛乳に相談だ。