初代レジェンドホンダのセダンはハッキリ言って「ダメです」。でもそこがいいんです。

 さて、思い出のクルマ第2弾、今度はホンダのセダン達の前編(2台)を紹介。ホンダのセダンと言えば「売れない」「パッとしない」「大したことない」の三拍子が揃っている素晴らしいクルマ達が勢ぞろいですが…トヨタにも日産にも作れないモノがあります。そこがホンダらしく、「クルマは自分で運転するものだ」と実感させるクルマだったりします。

 まず初めは「初代レジェンド」。これは前回紹介したアコードエアロデッキよりちょっと遅れて我が家にやって来たクルマです。ホンダ通、もしくはローバー通の方ならご存知かもしれませんが…このクルマ、ローバーと共同開発されたクルマだったりします。ローバーで販売されていたそれは「ROVER 800」というクルマ。
(※知らない方の為に補足すると…)かつてホンダとローバーが資本提携していた頃があり、このレジェンドが共同開発されたという訳です。…後に関係は途絶え、その後ローバーは我らがBMWに買収→売却という不運な運命を辿る事となります。ちなみにROVER 800、ROVER 75が発売されるまで長らくの間造り続けられて来たと言うから驚きです。

 クルマ自体はあまり記憶ありません。と、いうのもオヤジのカンパニーカーだったのがひとつの理由で、当時買ったばかりのアコードに乗る方が楽しかったんでしょう。このクルマに乗る機会は「すんごい遠出でしかもそれなりのクルマで行きたい時(=見栄を張る時?w)」位だったというのが理由。ちなみにオヤジ曰く「大したことなかったな、よく壊れたし」…確かにエアロデッキより随分先にお亡くなりになった記憶が(汗)

 クルマとしての説明と言えば…ホンダとして初めての高級車ジャンルのクルマだった、としか言い様にありません。前出のようにローバーと共同開発され、新開発V6エンジンが搭載されたという位でしょうか。FACT BOOKを読むと…ホンダ初めての高級車という事もありじっくり造り込まれた、というのはわかります。

2代目レジェンド 実は、初代レジェンドがお亡くなりになる前にオヤジ'sカンパニーカーは既に2代目レジェンドに代替されてました。こっちはIsoyanが小学生だった頃にやって来たのでよく覚えています。速いしカッコいいし…豪華だし(w)このフォルムは今見てもカッコいいと感じさせてくれます。←この写真だって…なかなかいいじゃん、と思いますし。
 しかし、ホンダさんの勘違いはもはやこのクルマで実を結んでいました。時は1990年、バブルの真っ只中。実際この頃、国産車メーカーからは高級車がこぞって発売されました。2代目レジェンドも確かに「高級」ではあったのですが…それは「ちょっと間違った高級」だったような気が(汗)最大のライバル、トヨタ初代セルシオには遠く及ばない内装や外装…でもホンダは「エンジン屋」なんです。内装も外装もクソで高級車が作れない事なんて十も百も承知しています。走って楽しければいいんです。レジェンドはドライバーズカーなんです!…って言葉で褒めるしかありません。残念ながら。

 このレジェンド、無駄に性能が良いクルマだった事は今でも覚えています。オヤジがニコニコ顔で高速走ってんなぁ〜と後部座席から覗いてみりゃ「メーター振り切ってねーか???」って時もありました…。ホントに困ったオヤジです(w)
 ちなみにこの2代目レジェンド、3代目レジェンドが発売された直後…オヤジが峠にてブラックアイスバーンという北海道人にとっては恐怖の道路状況に果敢にも夏タイヤで挑戦、結局…見事にスピン!道路逸脱!!外装がぐっちゃぐちゃになり全損=廃車。当時のホンダ車はボディの剛性が低いと言われていましたが…幸いにも人間は無傷。走っていいクルマだっただけに未だに「あの(2代目)レジェンドは今思い出しても最高に良く走りのクルマだったなぁ〜」と語ります。

 さて、次回は後編にして最終章、3代目ホンダレジェンド&アコードエアロデッキの代わりとしてやって来たホンダアスコットを紹介しようと思います。あなたの記憶に残るAutomobileがありましたら是非Isoyanにお聞かせ下されば嬉しいです。お待ちしております。

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