PowerFlex-1(※画像は三和トレーディング・Windsorより拝借)
My MINIも気がつけばもうすぐ総走行距離5万km突破。以前からEgマウントがグニャグニャなのかエンジンが好き勝手に動き回って首振りしてたのは気がついていましたが…どうやらスタビライザのブッシュやコントロールアーム・トレーディングアームのブッシュ類も劣化し好き勝手に動いているようです。これらが好き勝手に動く(=設計通りの動きをしない)という事は…アクセルやブレーキによる姿勢変化によりサスペンションのジオメトリーも大きく変化してしまうようです。

Netでブッシュ類の劣化を調べていると「ヨーロッパ車のブッシュ類は日本の高温多湿な天候に弱く、同じクルマをヨーロッパで使用するより劣化が早い」書かれているモノを発見しました。これが本当かどうかはわかりませんが(むしろ日本の顧客の好みに合わせて柔らかいブッシュを使っている方が怪しい?)、どこのページでも「劣化したマウントをそのまま使っても本来得られる性能は得られない」と記述されています。耐用年数は使用条件・使用環境によって異なるでしょうが、大体5万kmで一巡するのが一般的だそうです。
そう考えると、My MINIもそろそろブッシュ類を交換しても良い時期に来ました。普通のパターンであれば同じ純正品に換えるのが一般的でしょう。しかし…以前、フロントストラットのアッパーマウントが破断した際、交換する為ディーラーへ新しい部品を注文すると、品番が同じなのに素人目で見ても形や性質が明らかに違うモノが来た事を考えると…正直、純正マウントには期待出来ません。ただ、クルマメーカーに限らない話として、製造業は日々顧客や販売店から得た情報を反映し自社製品を改良し続けている事は十分承知なのですが、改良を施したという情報が顧客に降りてこない(むしろディーラーやサービス部門すら知らない)事に不安を感じます。仕様変更を実施したなら「しました」って話にならないんですかねぇ?自分が考え過ぎな面もあるんでしょうが。

PowerFlex-2そこで…普通に換えても面白くない!なんてこれまた安易な発想も含め…思い切って社外品のウレタンブッシュ・マウントに交換する事にしました。純正のゴム製に比較してウレタン製を使用すると快適性が落ち、モノによっては純正品より寿命が短いという欠点もありますが、純正品より価格が安く、操作性能も向上する事からウレタン製を選びました。
ただし、エンジンマウントだけは純正品をチョイス。エンジンマウントまでウレタン製のモノで強化してしまうと…エンジンの振動がモロにステアリングや室内に伝わってしまいます。流石にそこまで割り切るのは厳しいモノが…。『中途半端な事するな!』とツッコミが来そうですがご容赦を。乗り心地はサスペンションのセッティングでカバー出来ますが、エンジンマウントは着けたら改良の余地無しですし。

もっとスパルタンなモノにピロボール、もうちょっとマイルドなモノに強化ゴムがありますが…残念ながら、MINI向けに市販されているのはウレタン製のモノしか見つかりませんでした。選んだのはイギリスのPowerFlex製ウレタンブッシュです。既に使用するモノは購入済み、純正Egマウントもディーラーに届いています。作業は来週実施する予定です。MINI人生これまでに無い大冒険、続報にご期待下さい!

Powerflex Uprated Suspension Bushes
SANWA TRADING & CO.,(三和トレーディング有限会社)